2025.03.14
知徳高校様アーチェリー練習場Ⅱ

時代遅れの堤です。


 以前、投稿させていただきました知徳高校様アーチェリー練習場が完成し4ヵ月程度が経過しました。部員の生徒さんたちは、日々の練習に汗を流しております。


 そんな中、部活顧問の先生からご相談がありました。アーチェリー練習場の的場下地に採用している本畳が、もう添付写真の通り劣化して来て配置替えが必要とのことでした。劣化の状態は畳の表と裏とも中身の畳床が膨れ上がり飛び出している状況でした。もうこの箇所は使用できません。


 私もびっくりしたのですが、この下地の本畳は合板の上に畳(約55㎜)が3枚重ねになっていてその上に紙製の的を貼り練習しているのですが、特に男子生徒さんの試射ではこの3枚を突き抜け合板まで達して、矢が折れてしまったこともあるそうです。アーチェリーの矢は1本5,000円程度でダース購入となり生徒さんご負担だそうです。 


 顧問の先生からは、この頻度で行くとどのように畳をローテーション又は交換して行ったら良いのか検討願いたいとの宿題をいただいております。


 畳の配置は下段が横並びで5枚、上段が縦並びで10枚の並びとなっていますので上段を180度回転させ尚且つ左右移動により劣化の度合でローテーション、その後は上段と下段の入替えとかが想定されますが、やがて交換という流れになりそうです。畳以外の専門的なマット等もあるのですが費用面から畳が一番良いそうです。畳は消耗品とは言えお金かかりますね!必ずしも新品の本畳でなくても良いので解体現場等で出る畳を活用することも考えていくしかないのではと思います。但し、現代住宅では和室も無く畳の需要も減っておりますので今や畳は希少です。畳がこんな所で利用されているのは、意外な一面でした。


 皆様も何か良いお知恵がありましたら、是非お寄せください。よろしくお願いいたします。