2019.10.04
シリーズ・徒然読書録~黒川伊保子著『妻のトリセツ』
あれもこれも担当の千葉です。

 

読書は好きで、常時本を持ち歩く癖が付いてしまいましたが、読み方は極めて

大雑把、何かしら記憶のどこか、心の片隅にでも蓄積されていれば良いという

思いで雑然と読み流しています。暫くするとその内容どころか読んだことさえ

忘れてしまうことも。その意味で、読者の皆様には退屈でご迷惑かとも恐縮し

つつ、ブログに読書録なるものを記してみるのは自分にとって有益かも知れない

と思い、始めてみました。皆様のご寛恕を請うところです。

 

徒然なるままに読み散らす本の中から今回取り上げるのは、黒川伊保子著『妻の

トリセツ』講談社+α新書です。





大変なベストセラーとなり、続編や種々のバリエーションまで、著者の著作は

この本のヒットを契機にかなりの本数になりました。帯に、『理不尽な妻との

上手な付き合い方』『いつも不機嫌、理由もなく怒り出す、突然10年前のこ

とを蒸し返すなど、耐え難い妻の言動』などと過激な売り文句が並んでいますが、

本書に書かれているように、男性脳と女性脳の違いを知れば何にも理不尽でも

なく、男性が女性に対してとるべき言動が明らかになります。

 

問題は、もっともっと若い頃、結婚する前に教えて貰えなかったこと!でもご安

心を。この本を読めば、これまでの過ちを取り返す方法までご教授して貰えるん

です。



要点や面白い点を抜き書きしようとすると、膨大な量になってしまいます。

それだけ私が(或いは世の多くの男性が)女性脳や女性の心情に対する理解が

不足していたことの証左でもありますし、新書版ではありながらこの本の内容

が濃いことの証左でもあろうと思います。

 

男性からすれば、心と裏腹に見えてしまう妻の言葉の翻訳の部分を抜粋して終

わろうと思います。まだ読まれていない男性には、是非ご一読をお進め申し上

げます。(息子たちが結婚する時にはプレゼントしようかな。)

 

『あっち行って!』・・・あなたのせいでめっちゃ傷ついたの。ちゃんと謝っ

て、認めて!

『勝手にすれば』・・・勝手になんてしたら許さないよ。私の言うことをちゃ

んと聞いて。『好きにすれば』は同義語。

『自分でやるからいい』・・・察してやってよ。察する気持ちがないのは愛が

ないってことだね。

『どうしてそうなの?』・・・理由なんて聞いてない。あなたの言動で、私は

傷ついているの。

『なんでもない』・・・私、怒ってるんですけど?私、泣いてるんですけど?

放っておく気なの?

『一人にして』・・・この状態で本当に一人にしたら、絶対に許さない。

『みんな私が悪いんだよね』・・・えっ?それって私が悪いの?私のせいなの?

あなたのせいでしょ。

『やらなくていいよ』・・・そんなに嫌そうにやるならもう結構。私はあなたの

何倍も家事してますけどね。

『理屈じゃないの』・・・正論はもうたくさん。『愛しているから、君の言う通

りでいい』って言いなさい。

『別れる』・・・ここは引けないの。あなたから謝って!