2019.09.22
「家と燃費の話です(5)」
住まいを担当している大木です。
前回「高気密高断熱の家は、建物の寿命についても大きな効能があります」
とのブログを書かさせていただきました。
とにかく
日本は高温多湿のため1年中結露は発生しやすい
その結露はカビやダニが暮らしやすい環境をつくり、健康被害につながる
という話でした。
今年の夏も暑かったです。
冷たい飲み物が すぐに
こんな感じになりますよね。
前回書きましたが、壁の中にも結露はおこります。
古いお寺のように、断熱材無しで壁や床の間は風が通り放題。
そのような建築物は結露が起こりにくいのです。
(そもそも暖房、冷房も無い時代ですし)
起こったとしてもすぐに通気が乾燥させてしまい。
結果、何百年も建物が現存できるのですね。
それでは人は暮らしにくいので、
それなりに断熱材を壁、天井、床下などに配置し、断熱を試みます。
しかし、この
中途半端な断熱や気密がより多くの結露を壁内で発生させてきました。
断熱材自体もグショグショになり、通気を妨げ、結露が発生しやすくなります。
その結露により発生した水分が、土台や柱、いわいる構造体の劣化を招きます。
また、構造体同士をつなぐ住宅の金物自体が熱を伝える事になり、
金物周りの結露を誘発し、一番大事な結合部の木材を弱くしてしまいます。
となると、
いざと言うとき十分な構造耐力を発生しない事になります。
中途半端が一番いけないのです。
家の寿命も重要な「家の燃費」の要素ではないでしょうか?
大事な事は、家を建てる前に中途半端な高気密・高断熱を見分ける事
です。
そのための勉強会、
「後悔しないための 賢い家づくり勉強会」
10/6日午後1時30分より
清水商工会議所 大会議室 (駿東郡清水町卸団地132)
で開催します。
前回同様、皆様のお越しをお待ちしております。