2018.11.13
油まみれで食べるハンバーガー
あれもこれも担当の千葉です。
先日上野の駅で、米国のハンバーガー・チェーンのウェンディ―ズを
見掛け、懐かしさのあまり飛び込んでしまいました。子供達が巣立っ
てからは、随分とハンバーガーを食べる機会が減ってしまいましたが、
久方振りのウェンディ―ズを素通りすることはできませんでした。
ファーストキッチンが運営しているせいか、随分と日本特有のメニュー
が多くて、自分の思い描いていた30年前のウェンディ―ズとはかなり
異なりましたが、ひと時、懐かしさに浸ることができました。
食欲の秋に免じて、30年近く前のジャンク・フードのお話にお付き合い
下さい。
ネットで米国のハンバーガー・チェーンの人気ランキングを見てみました。
この調査ではハビット・バーガーがトップとなっていますが、色々な
ランキング調査で上位の常連は他に、ファイブ・ガイズ・バーガーズ、
スマッシュ・バーガー、ワタ・バーガー、ステイクン・シェイクなど。
どれも食べたことのないチェーンで、30年近く前にロサンジェルスに
駐在していた頃にはお目に掛らなかったブランドの多さにビックリです。
当時行ったことのあるチェーン店では、In-N-Out Burger(イナナウト・
バーガーとかイネナウト・バーガーと呼びました)のみがトップ10に
入っています(同堂の2位!)。当時は他のメジャー・チェーンに比べ
て味はともかく一番安かった記憶があります。
当時のメジャー・チェーンの中では最も好きだったカールス・ジュニア
とウェンディーズが多少健闘していますが、バーガー・キングやジャック・
イン・ザ・ボックス、マクドナルドといった超メジャー・チェーンが
最下位にランキングされているのにも驚きです。
その当時ドル円の為替は140円⇒160円⇒120円とジェットコー
スターのようでしたが、メジャー・チェーンでは、ハンバーガー一つに
フレンチフライとコーク(或いはペプシ)のラージ・サイズで3ドルか
ら5ドル程度と、ジャンク・フードと呼ぶには結構な値段がしていまし
た。(極めて不確かですが、イナナウトとジャックだけが3ドル以下で
買えたような気がします。)
まだ30歳そこそこの若さだったことと、自らジャンク・フード・キング
を名乗る先輩に連れられてよく行ったジャンクは、街の小さな個人経営の
ハンバーガー・ショップで、ハーフ・パウンダー(半ポンドのパテ!)の
セットでも3ドルでお釣りが来ました。
一番好きだったのは、カーソン・シティ(ロサンジェルス郡の)の小さな
レストランのハンバーガー。ガル・ウィングと言う名のそのお店は古~い
メルセデスのガルウィング車が飾ってあり、ハンバーガーを両手で持って
かぶりつくと、ツツーっと油と肉汁が手首から肘まで垂れてくるツワモノ
で、袖まくりをして油まみれになって食べたことが懐かしく想い出されま
した。まだあるのかなぁ。