2018.02.23
鎌倉の『鶴亀石』
あれもこれも担当の千葉です。
今日はちょっと気になった面白いものをご紹介します。
鎌倉は鶴岡八幡宮の参道、若宮大路・段葛沿いにある豊島屋さんで見つけた
お菓子『鶴亀石』。豊島屋さんは鎌倉土産の定番『鳩サブレー』で有名な老舗
のお菓子屋さんですね。
写真では大きさが判り難く恐縮ですが、凡そ直径が15㎝前後もある、とても
大きなお饅頭なんです(お値段も折箱入り2個セットで5,832円!)。
お饅頭の中にお饅頭があるので、『子持ち饅頭』とも言われます。とても縁起の
良いお菓子で、お祝い事にお贈りするのに向いていそうですね。
写真の木札に『嘉祥菓子』とあったのでWikiで調べてみると、古くは宮中で、
下っては武家の社会で6月16日にお菓子を贈る風習を『嘉祥(かじょう)』また
は『嘉定』と言ったそうです。中国の中秋節に『月餅』を贈り合うようなもので
しょうか。
豊島屋さんが、この『嘉祥菓子』、『子持ち饅頭』を『鶴亀石』と名付けたのは
鎌倉ならではのことで、鶴岡八幡宮の中、源頼朝を祭った白旗神社の手前にある
パワースポット『鶴亀石』に似ているからでしょう。
名前の由来は、お水を掛けて磨くと鶴と亀の文様が浮かび上がると言われて
いるからだそうです。鶴と亀、こちらもとても縁起の良い石ですね。