2012.07.02
神道の儀式
あれもこれも担当の千葉です。
今は『しんとう』というと『新党』を連想しがちな政治の混乱
です。被災地の復興や景気回復に邁進し、是非とも国民
優先の政治を進めて戴きたいものです。
さて今回は『神道』の話題です。
結婚式や地鎮祭では神主さまに祈願して戴く神式が多い
のですが、神道でのお葬式などは案外少ないですね。
千葉家はこの神道です。
先日、叔母の50日祭で鎌倉に行って来ました。
(鎌倉霊園。晴れていると遠く富士山も見渡せます。)
50日祭というのは仏教でいうところの49日の法要にあた
ります。仏教では7の倍数が重要な節目とされますが、神
道では5や10の倍数が節目となるようです。例えば仏教
での初七日、四十九日、一周忌、三周忌、七周忌が、神道
ではそれぞれ10日祭、50日祭、(100日祭もあります)、一
年祭、五年祭、十年祭となります。
また、仏教では仏様になりますが、神道では、50日祭で
御霊を御霊廟にお移しすると、神様(一族の守り神)となり
ます。50日祭までは、かしわ手も音をたてないしのび手
ですが、50日祭後は音をたてるかしわ手となります。
因みに、今回は50日祭にあわせて納骨をしましたが、お墓は
仏教と同じで、墓石をあけて地面に降りると棚があり、棚に骨
壷ごと収め、棚が一杯になると古いものから骨壷から出して
地面に撒きます。
こうしてみると、お葬式や法事にまつわる仏教と神道の慣わし
は多少の差はあれ、かなり似通っています。明治期に神仏
習合があったためか、神道も仏教も日本古来の風習にアレンジ
され取り入れられて来たからなのでしょうか。どちらにしても、
故人を悼み祖先を敬い、家族の守護を祈願する心は共通ですね。