2013.06.04
梅雨の季節の花々~我が家と建築現場の周辺から
あれもこれも担当の千葉です。
6月の殆どは旧暦では5月。今では5月の雨を五月雨(さみだれ)と言い、5月の晴れ
上がった青空を五月晴れと言いますが、どうも旧暦の時代には、五月雨とは梅雨の
こと、五月晴れは梅雨の合間の青空を言ったようです。
今年の梅雨は入りが早く、長梅雨になるのではないかと言われています。梅雨は、
私ども建築業にとっては、工程の支障となりかねない厄介者ではありますが、田植
えの後の稲をはじめ、夏を迎える前の生き物たちにとっての慈雨。確かに梅雨時の
花々は雨を喜んでいるように見えます。
梅雨時の花の代表は、やはり紫陽花(アジサイ)でしょうか。紫陽花は色も形も種類
が多く楽しい花です。我が家にも赤(ピンク)白青が揃い踏み。
泰山木(タイサンボク)もポツリポツリと直径が20センチほどの大きな花をつけ始めま
した。高いところにあるので下からは見え難くもったいない思い。モクレン科なので学
名には木蓮(モクレン)と同じく頭にマグノリアがつきます。木蓮よりも花が大きく花弁
も厚みがあり、淡いクリーム色はすぐに黄ばんでしまいます。
栗の花です。
秋には美味しい実となってくれるのが楽しみです。木によって花の付きが異なります。
実の成り方が異なってくるのでしょう。
南天(ナンテン)にも小さな可愛い花が咲いています。お料理に稲の穂を揚げたもの
が添えられますが、それにそっくりです。
そして蹲(つくばい)の中の三島梅花藻(ミシマバイカモ)にも小さな花が咲きました。
メダカも元気そうに泳ぎ回っています。
仕事柄、定期的に建築中の現場を巡回するのですが、その折に現場や現場周辺に
咲く花々を見るのも楽しみの一つです。
庫裏を建てさせて戴いているお寺のお堂の前の見事な躑躅(ツツジ)。
住宅の建築現場の脇で見つけた蛍袋(ホタルブクロ)。別名チョウチンバナとも呼
ばれるように、提灯の古い呼び名である火垂袋(ホタルブクロ)から名付けられた
とも、こどもが蛍をこの花に入れて遊んだことに由来するとも言われているそうで
す。
最後は同じところで見つけた立葵(タチアオイ)。
我が家のタチアオイはまだ咲き始めていませんが、梅雨に入る頃花が下から咲き
始め、上まで花が咲く頃に梅雨が明けると言われているため、洗濯物を気にする妻
には嬉しくない花のようです。ウィキペディアで知ったのですが、十字軍がヨーロッ
パにこの花を伝えたことから別名を聖地の花・ホーリーホックと言い、Jリーグの
水戸ホーリーホックはここから名付けられたと書かれています。