2013.08.06
秋隣~旧交を温める二題
あれもこれも担当の千葉です。
今日は広島平和記念日。尊い犠牲に想いを馳せ、争いの無い平和な世界を希求する
日。そして明日が立秋ということは、暦の上では今日が今年の夏の最後の日、という
ことになります。俳句の季語に『秋隣(あきとなり)』があります。秋をすぐそこに感じ取
る頃、ということから、夏の季語だそうです。まさに今日は秋の隣の日ですね。また、
『秋近し』や『秋迫る』も同様な意味で夏の季語ですが、『秋隣』は飛び切り美しい言葉
だなぁと思ってしまいます。
さて最近、懐かしい方々と旧交を温める機会が重なりました。
まずは学生を終えて初めて社会人となり配属された、富士市にある前職場の寮の同
期達との再会です。6畳間に2名ずつ、人事・経理・生管・技術・検査と部署もばらばら
の20名ほどで入寮。飲み会、麻雀、テニスにスキーと、学生気分の抜け切らない若
造達の寮生活などきっとどこでも同じようなものでしょう。携帯も無い時代は、呼び出
し放送で架かって来た電話を取りに寮監室に行き、こちらから架ける時は玄関の公衆
電話を使いました。
(経理課恒例の新入社員歓迎会での、新入社員同期による余興の一幕。
細かった~!)
私は途中でドロップ・アウトしてしまいましたが、皆入社して30年ともなると、それぞれ
部長や海外子会社(工場)の社長、関連会社の役員など、大層活躍していることを
知り、我がことのように嬉しくなりました。二十数年ぶりに会う仲間もいましたが、容貌
は変わっていても一目で判ってしまうものですね。
その富士市の素敵なお店。カジュアルなイタリアンです。お料理は勿論ですが、デザ
ートの見事さは特筆ものです。思わずショー・ケースの中を『パシャリ』してしまいまし
た。
大きな種もそのまま、ミントの効いたシロップで丸ごと煮込んだ白桃の絶妙な甘さ
は、上に乗ったシャーベットの控えめな甘さと良くマッチして、それはもう格別のお
味でした。
もう1つは、とある団体で知り合った有志で作った勉強会の宴席。
当社の永年のお得意様でもあり、仲間でもある伊豆長岡の旅館の旦那さんにお願
いして、何年振りかに大ベテランの芸者さんを呼んで戴きました。テレビでも取材さ
れる有名人のお茶目姐さんは、80歳を越えてもかくしゃくとされていました。
お茶目姐さんと並ぶ大ベテランの桃千代姐さんがちょうどケガをされていて、残念な
ことにこの日は会えませんでしたが、もともと舞の名手お茶目姐さんが唄いとお三味
をとり、みやこ姐さんが、舞ってくれました。。
芸を盗んで習得すると言いますので、写真掲載は控えますが、この後、お茶目姐さ
んの本当にお茶目な一面、名物・専売特許のサル踊りも披露して貰えました。いつま
でもお元気で活躍されることを祈念致します。