2013.08.12
真夏の花~箱根散策
あれもこれも担当の千葉です。

 

連日暑い日が続きますね。我が家の庭守の妻が言うには、これだけ暑いと蚊も日中

の活動を避けて朝夕に動くためか、日中の庭仕事で蚊に刺されないそうです。猫もか

らだを長くしてぐったり横になったまま、部屋の片隅で涼しくなるのを待っています。

 

昨日は、東京で最低気温が30.4℃と、観測史上最高を記録したそうです。朝晩を含

めて一日中30℃を下回らないとは、何とも南の国のリゾートなら兎も角、温帯気候の

本州では厄介なことですね。どうぞ皆様、節電に努めながらも体調を崩さぬようお気を

つけ下さい。

 

二十四節気・七十二候で言うと今週は立秋の次候、『寒蝉(ひぐらし)鳴く』。どなたか

のフェイスブックの投稿にも、夕方に蜩(ひぐらし)の泣き声が混じるようになり、いくら

暑くとも季節は確実に進んでいるのだとありました。そう思って庭を見回してみると、、。

 



鳥が運んで来てくれたので、はっきり名前が判らないのですが、山葡萄(やまぶどう)

の種類でしょうか。ちょっと葉の形が違うので自信はありません。まだ貧弱な実ですが

色付いて来ました。(ヨウシュヤマゴボウだと教えて戴きました。でもゴボウの仲間ではなく、根には毒があるのだそうです)



こちらは水引(みずひき)。写真の腕前が悪くて判り難くて申し訳ありませんが、上か

ら見ると紅く、下から見ると白い花なので、お祝いに使う紅白の紐・水引に因んでつけ

られた名前だそうです。タデ科の秋の花です。

 

先日、ある団体の会合で、少しでも涼を求めて箱根に出掛けました。今年135周年を

迎えた宮ノ下の富士屋ホテル。



(サンルームの階段の手摺。龍の彫刻がエキゾチック。)

 

ランチをメイン・ダイニングで戴きました。



格天井といい、欄間といい、内装の素晴らしさに目を奪われ、建物ばかりを『パシャリ』

していて、美味しいお料理を『パシャリ』するのを忘れてしまいました。

 

次に立ち寄ったのがガラスの森美術館。

 



アンティークのベネチアン・グラスの数々や、現代ガラス工芸の粋など、素敵な展示

でしたが、私はむしろ箱根伝統の寄木細工のチェストなどの家具に目を奪われてし

まいました。



英国風の庭園には珍しい花々が目を引きます。バラも珍しい種類が多く咲いていま

した。



八重カシワバアジサイ。細長い房に咲くアジサイ、初めて見ました。



サルビア・ファリナセア。遠くから見るとラベンダーかと思い近寄ってみましたが、サル

ビアやブルー・サルビアよりも1つひとつの花弁が小さく、可愛い花でした。



演出もユーモアが効いていました。

 

ガラス工芸品も見ものですが、お庭と珍しいお花を楽しみに来る価値のある施設だと

感じました。