2013.12.20
変なオジサン~独善の戒め
あれもこれも担当の千葉です。
先日、こだま号に乗り、3人掛けの窓際に席をとって暫くした時です。一人の
私と同世代の男性が、つまりオジサンが、車両に入って来ました。
海外旅行にでも行くのか沢山の荷物を持っています。お昼過ぎの時間のため
車両には結構空席があります。すぐ前の列は3席とも空いていますし、通路を
挟んだ2人掛けも空席です。それなのにわざわざ私の頭の上の棚にこれ見よ
がしに荷物を置き、同じ3人掛けの席の一つ空けて隣に座りました。ね、変な
オジサンでしょう?
その彼が席を立ってじきに車掌さんが検札に現れ、『ここは指定席ですよ』と
静かに言いながら立ち去るではないですか。えっ?変なオジサンの行動の謎
が氷解した瞬間でした。急ぎ自分の荷物をまとめ、隣の自由席車両に移った
私こそが変なオジサンだったのです。
一つとなりの指定席車両に間違えて乗ってしまった自分こそが責められるべ
きだったにもかかわらず、恐らく自分の席を変なオジサンに占領されてしまっ
て困惑していた方を心の中で責めていた自分。冷や汗もの。独善の戒めを味
わわせて戴きました。
皆さん、もし新幹線で変なオジサンに遭遇しても、どうか少しばかり優しい目
で見てあげて下さいね。