2016.09.23
台風とお彼岸、もしくは栗のこと
あれもこれも担当の千葉です。

 

東北や北海道、九州や台湾など、甚大な被害に遭われた方々には申し訳ないほど、

このところ静岡県東部はあたかも台風が避けて通るという幸運に恵まれました。今週

20日深夜に上空、ほぼ真上を通過した台風16号でも、ありがたいことに大きな災

害とならずに済みました。



(台風16号が通過した翌朝の沼津の街と駿河湾)

 

台風一過となればカッと晴れ上がり蒸し暑くなるかと思われた翌日は、最高気温が25℃

を下回り、久方振りに涼しさを実感した1日となりました。奇しくも今週はお彼岸。『暑さ寒さ

も彼岸まで』とは本当に良く言ったものだと感心するばかりです。暦では秋の頂である『秋分』

を迎えて、ようやく『秋の到来』が実感されるようになりました。



(雨がちな日が続き、雨のしずくをつける水引草)



9月に入って、遙か高みから手の届く地面に降り来るようになった我が家の栗の実たち。

お彼岸を過ぎるとそろそろその数も減って来ます。

栗ごはんに栗きんとん。私の師匠である妻が収穫する度に料理してくれました。



素材自体の美味しさに敵うものなどないのですが、師匠が指の爪の下から出血まで

して拵えてくれた栗きんとんは、粒が多少粗かろうと大きさが多少不揃いであろうと、、

実にじーん、と来る美味しさで、大事に味わおうと思いました。