2014.06.19
梅の実が黄色く実る候~カガリビソウ(篝火草)ほか
あれもこれも担当の千葉です。
二十四節気七十二候で夏至(今年は6月21日)の直前は芒種の末候、『梅子黄』、
まさに枝に残った梅の実が黄色く朱く色付いています。
青い梅の実はすでに我が家の師匠によって梅酒、梅酢、梅ジュース、梅ジャムに
変身。黄色く色付いた実は、傷のないものを選り出して漬けて干され、梅干し君に
変身して行くことに、ちょっと傷のあるものは再び梅ジャムなります。青い梅に比べ、
色付いた梅は実離れが悪くジャム作りが大変だそうです。
梅雨の幕間で見つけた小さな花々です。
我が家の師匠がお隣の師匠から分けて戴いた株に花が付きました。カガリビソウ
(篝火草)と聞きました。ネットで引くと、カガリビソウには別称にタイマツバナ(松明花)、
クチナシグサ(梔子草)、シクラメンと出て来て混乱してしまいます。図鑑で見ると
クチナシグサとは花が違いますし、シクラメンとも花が異なります。
こちらはナンテン(南天)の花の蕾。和食に稲穂を素揚げしたものが出て来ますが、
それに似ていますね。花は黄色くこれも可愛いです。
シモツケソウ(クサシモツケ)。図鑑で見た野生は群生をしていましたが、我が家のは
ポツリポツリ。ちょっと寂しそうで可憐です。
おなじみのネジバナ。別称モジズリ。同じ群生の中でも良く見ると右巻きも左巻きも
あり、乱れ捩じれているので、百人一首の『・・・忍ぶ(偲ぶ)もぢずり誰故に・・・』は
きっとこのことかと思いきや、『しのぶもぢずり』は陸奥名産の染物のことだそうです。
なるほど、もぢずり染めの裾も乱れ、、、の方が艶っぽいですね。
今年我が家の庭に初お目見えの黄色い可愛い花。風や鳥の運んだものです。時間が
ある時に、図鑑を捲りながら名前を探して見ます。どなたかご存知の方はお教え下さい。
最後は梔子(クチナシ)。古い木は枯れてしまいましたが、鳥が運んでくれた新しい木です。