2016.03.02
いちご大福と雛祭り
あれもこれも担当の千葉です。

ここ三島では、穏やかな日がもうしばらく続く天気予報です。明日はもう桃の節句。『弥生・

三月』といい『桃・雛祭り』といい、響きからしてもいよいよ春の到来ですね。

苺はハウス栽培が主流となり、クリスマスの時期など冬にも大活躍していますが、露地もの

の最盛期は3~4月だそうで、そのためかこのところ特集や広告で『いちご大福』を見掛ける

ことが多く、我が家ではにわかに『いちご大福』づきました。



日経新聞の週末特集記事に、全国のお取り寄せ可能な『いちご大福』の人気ランキング

が掲載されていました。堂々の第1位は本店が博多にある『鈴懸』さんの苺大福で、お餅

ではなく求肥にこし餡、イチゴは『あまおう』というスペックだそうです。この『いちご大福』は、

第2位にランクインした東京は新宿本店の『大角玉屋』さんが1985年にいち早く売り出し

たもので、当時は生の果物を使う和菓子は珍しく「気持ち悪い」と食わず嫌いの人もいた、

と書かれています。



この記事の直後、息子が週末に用事があって帰省したぴったしのタイミングの広告に、

まるで見事に釣り上げられるかのように、我が家に『いちご三姉妹』がやって来ました。



3Lサイズの苺に負けない大粒の丹波産大納言小豆のつぶ餡に羽二重餅の豪華な

『長女』。「極上の」とあるように、庶民的な『大福餅』とはかけ離れ、上等なケーキと

同じくらいのお値段!



「ものしずかで上品な」、白こし餡の『次女』。



「ちょっぴり甘えん坊」、地元産の『紅ほっぺ』に練乳クリーム入りの『三女』。

そうとなれば、当社のお得意様でもある『兎月園』さんの『いちご大福』も、ということで

週末に伺いました。



こちらはこし餡。これでこし餡、つぶ餡、白餡、練乳入りと制覇したことになりました。

これからは、『雛祭り』と聞くと、『いちご大福』を連想してパブロフの犬宜しく、喉がごくりと

鳴りそうな気がします。

『兎月園』さんでは、季節感豊かで大好きな『ミニ上生菓子』も戴き、春らしさが一気に加速。





私は気付かずに食べてしまったのですが、妻に言われて感心しました。お雛様の求肥に

桜の花びらの文様が型押しされていました!(写真では見えるでしょうか?)何と素敵な

意匠でしょう!

女将さんからおまけに本格的な『菱餅』まで戴いちゃいました。いつもありがとうございます!

美味しく頂戴しました。