2014.11.04
立冬~季節のページをめくる『時雨(しぐれ)』と『凩(木枯らし)』
あれもこれも担当の千葉です。

 

早いもので今週の金曜日には立冬を迎え、暦の上では秋から冬に移ります。

 

晩秋から初冬にかけて見られる『時雨(しぐれ)』や『凩(木枯らし)』は、降るごとに、

吹くたびに、秋を少しずつ冬の方へと押しやって行きます。

 

先日、NHKの気象情報で木枯らしのことが解説されていました。気象庁の定義に

拠れば、木枯らしとは、10月半ばから11月末にかけて西高東低の冬型の気圧配置

になった時に吹く、北寄りの風速8メートル以上の風のことだそうです。

 

NHKの気象予報士がとても風流な言い方をされていました。



秋に粧(よそお)った山が、冬になって眠る前には、化粧を落とさねばならず、



その手伝いをするのが木枯らしだと言うのです。紅葉した葉を、木枯らしと

時雨が少しずつ散らして行き、少しずつ冬へと季節を押しやって行く。何とも

上手な言い回しだなぁと感心しました。

 

先月末には関東地方に木枯らし1号が吹き、今週末より暦の上では冬だとは

言いながら、今日も小春日和を思わせるような暖かで爽やかな秋晴れでした。



 

秋の花々です。



最後は我が家の山茶花(さざんか)。冬の花が少しフライイングしたようです。

 

まだまだ実り多き秋を楽しみたいですね。