2015.10.21
鳥羽殿へ五六騎急ぐ野分かな~台風の秋
あれもこれも担当の千葉です。
今週末土曜日は二十四節気の霜降。日曜日は十三夜さん。暦では秋もとうにピークを
過ぎていよいよ立冬に向けて冬の気配が入り込み始める頃ですが、実感とするといよ
いよこれから秋本番、秋のピークを迎える、といった感じでしょうか。
我が家の渋柿も、このまま収穫されず木で過熟し、鳥たちに啄ばまれるようになるのを
待っていますが、落ちずに熟せるか、気になるのは台風情報です。
どうやら台風25号は本州への影響はなさそうな進路予想ですが、920hpという
強烈な勢力でフィリピンに上陸し、甚大な被害を生じさせた台風24号は沖縄方面
へ針路を採りそうな予報です。勢力が大分弱まって来たのが幸いで、大きな被害が
出ないことを祈ります。
先日NHKの朝のニュース番組内で、面白いデータ解説がありました。月ごとの
台風の発生個数と日本への接近個数の平年値です。
立春から数えて二百十日の頃(9月頭)に吹く強風を野分・台風と呼ぶように、
立秋(8月上旬)を過ぎている野分・台風は元来が秋の季語で、月で言えば
9月の季語とされています。しかしやはり台風と言うと夏のイメージで、10月も
下旬になって二つも台風がやって来るというのは珍しいような気がしましたが、
統計によれば、秋にも台風が多く、平均では10月にも3~4個発生し、そのうち
1~2個が日本に接近しているのだそうです。9月は発生・接近ともに最多の
8月に迫るほど多い月で、なるほど台風が秋の季語であることが頷けます。
鳥羽殿へ五六騎急ぐ野分かな (蕪村)
保元の乱とすると7月なのだそうですが、、、。お後が宜しいようで。