2015.09.16
ツバメが南に帰る頃
あれもこれも担当の千葉です。
分岐点というものは、進み向き合った時にああここだなと判るものよりも、過ぎて振り
返って初めてあああれが分かれ道だったのだと気づくことの方が多いような気がしま
す(私が鈍いのかも?)。ひと月前には、このまま猛暑が続いて地球が溶け出してしま
うのではないかと思っていましたが、今振り返ってみれば、三嶋大社の夏祭りの最終
日(8月17日)の篠突くような雨がその分岐点だったようで、この日から秋色が夏色に
勝るようになった気がします。
暦の上では来週は秋分、秋の最も深くなる時期で、その前の凡そ一週間は『玄鳥
(つばめ)去る』候と呼ばれます。春先に南から来た渡り鳥たちが帰るという、まさに
夏の終わりを象徴する時期ですね。庭の花も、すっかり秋の花になりました。
杜鵑草(ほととぎす)と水引草(みずひき)。ごちゃごちゃして手入れの悪さが目立って
しまいました(汗っ!)。
妻からはブルー・サルビア(サルビア・ファリナセア)と聞きましたが、図鑑を見ると
どうも、サルビア・グアラニチカのようです。まあ、どちらも『青いサルビア』に違いは
ないのですが。
春から秋が開花期とあるので、秋の花、とばかりは言えないのでしょうが、我が家の
ネコノヒゲ(クミスクチン、キャッツ・ウィスカー)は今が盛りです。上向きにピンと張って
まさに猫の髭に見える部分は、おしべ・めしべだそうです。
暑さも彼岸までと言います。これからはめっきり秋らしくなって行き、気温も下がって
行く時期です。どうぞ皆様お風邪など召さぬよう、ご自愛下さい。