2015.03.25
『京の冬の旅』紀行~①寺院・町並み編
あれもこれも担当の千葉です。
長男が4月から社会人となるのを祝い、2月末に家族4人で冬の京都を楽しんで
来ました。折から、京都市観光協会主催の『京の冬の旅』が開催中で、普段なら
非公開の多くの文化財が特別公開されており、その幾つかを楽しむことができました。
紅葉の名所としてよく取り上げられる通天橋で知られる東福寺。こちらの方丈は
四方全てに庭園を配した珍しい作りで知られ、良く足を運ぶお庭の一つです。
火災で焼失したのち、昭和初期に重森三玲氏によって作庭されたとあります。
この日のお目当ては特別拝観の龍吟庵の庭園。こちらも重森三玲氏の作庭。
妖雲から龍が現れ、垣には稲妻が走ります。
東福寺を北上して智積院では長谷川等伯の壁画・襖絵が特別公開。
方丈には描かれた当時の華やかさそのままの複製画が置かれていますが、
色褪せてはいても、本物は圧倒的な迫力で見る者に迫って来ました。
お馴染みの金閣寺でも、なかなか入れないという特別公開の方丈へ入ることが
できました。
そのおかげで、これもお馴染みの陸船の松も、
このように松越しに金閣を眺めるアングルに恵まれました。
最後に祇園の街並みと京都駅の風景を並べます。冬は観光客が少なく
ゆっくりと見て回れる上に、普段は拝観できないところを見られ、この時期の
京都はお勧めです。
おまけ。京の冬の旅の企画のプレゼントで、可愛いクリアファイルを戴きました。
神坂雪佳(かみさかせっか)の木版画、『狗児』。琳派の影響か構図のデザイン性の
高い画家です。