2018.03.31
見事な桜の競演
あれもこれも担当の千葉です。
今年は寒く長かった冬の後に一気に暖かくなったために、全国的に桜の
開花が早まったようで、一斉に桜の見頃を迎えています。
先週のNHKのニュースの中で、桜の開花について面白い特集がありました。
温暖化の影響か、東京の桜の開花時期は年々早まっており、全国的にも
3~40年前と比べて1週間程度早まっているようです。東京では80年代
を最後に、4月に入っての開花はなくなりました。
面白かったのは、温暖化が更に進むと、もっともっと開花時期が早まるかと
いうと、地域によっては必ずしも早まらず、中には桜が開花しない場合も出て
来るかも知れないということです。
桜は、夏が過ぎると休眠状態になるとのこと。そして冬の寒さがこの休眠を
打破して桜の目を覚まさせ開花に向けての準備を始め、暖かくなったところ
で開花するのだそうです。温暖化によって、冬が暖かくなってしまうと休眠
打破が遅れることになり、場合によっては休眠が打破されず開花もしないこと
もあり得るというのです。
さて、今年の三嶋大社の桜は、超早咲きの河津桜は置いておくとして、
早咲きの枝垂れに続いてあまり間をおかずに染井吉野も三嶋桜も一斉に
見頃になりました。大社中どこもかしこも満開、という様相、ご覧に
なるにはお急ぎの方が良いようです。
神池の間の参道の枝垂れと染井吉野。
鹿苑の桜も見頃、鹿たちもお花見です。
社務所前の染井吉野と花弁が白く大きい三嶋桜も満開。
最後に、大社の北参道の端に、大きな椿の木の上に滝のような桜。
これもまた見応えがありました。