2016.11.20
新嘗祭と感謝祭〜せめぎ合う庭の晩秋と初冬
あれもこれも担当の千葉です。
小雪、暦の上では冬です。関東で50年振りに11月の降雪・積雪が記録され
たり、方やつい二日前には25℃を超える小春日和があるなど、ちょうど晩秋
と初冬がせめぎ合っているかのようです。
秋の代表選手、小菊の仲間たちは今を盛りと頑張っています。
長かった夏の所為か、今年の楓はどうも色彩に冴えがないものの、ようやく
紅葉らしくなってくれました。
山茶花や侘助は冬の訪れを告げる使者のよう。
冬の間の貴重な庭の彩りとなる朱・赤・紅たちも準備を着々と進めています。
千両の朱と南天の赤はだいぶ色が付きましたが、
万両の紅はこれからです。
同じく冬の使者のような夏蜜柑と柚子。
すぐにでも冬がやって来ても良いように、準備万端のようです。
11月23日は新嘗祭、11月の第四木曜日(今年は24日)は感謝祭(サンクス
ギビング・デイ)。奇しくも日米で、収穫を終えて秋の実りに感謝する行事が
相前後します。この時期がちょうど晩秋が初冬にバトンを渡す頃なのでしょう。
アメリカでは、家族が集まり七面鳥を焼いて自然の(神様の)恵みに感謝する
この日を終えると、堰を切ったように一斉にクリスマスの準備に入ります。