2012.10.21
鎌倉散策①~贅沢な時間・休日のカフェ③
あれもこれも担当の千葉です。
長い夏のトンネルを抜けてようよう秋らしくなった先週末、亡母の命日
を前に、子供達も連れて鎌倉に墓参に行ったついでに、鎌倉の街を
散策して来ました。
まずは『萩寺』という通称の方が通りの良い宝戒寺。八幡宮のすぐ
脇の至便なところ。今年は秋が遅かったのでまだ間に合うかと思い
ましたが、ご覧の通り、萩はかろうじてちらほら残っているだけでした。
お堂には2種類の家紋がつけられており、一つはミツウロコでご当地
執権家北条の家紋とわかりましたが、もう一つの桜の家紋がわから
ずお坊さんに尋ねたところ、もともとこのお寺の敷地は『小町邸』と
呼ばれた北条執権家の屋敷があったところ(成る程八幡宮のすぐ脇
の至便な所にある訳だと得心)で、滅亡した北条家の霊を慰めるため
に後醍醐天皇の命でこのお寺を建立した足利尊氏が、北条の家紋
に並べて菊のご紋を使用することを憚り、『菊』より花弁の少ない『桜』
を使わせたとのこと。学生時代から何度も訪れていながら新たな発
見でした。
境内の百日紅(さるすべり)の老古木にも、ピンク色の花が咲いていま
した。
住宅街を歩いていた時に珍しい苗字を発見して思わずパシャリ。
さて何と読むのでしょう。
また別の建物にはとてもダンディーなカモ鹿の看板が。さてこれは
何の看板?
ともに答は次回の号で。お楽しみに。
歩き回った疲れを癒すために駅に近いケーキ屋さん『レザンジュ』
のカフェで一服。30年前の創業時からのお気に入りのカフェ。建物
もケーキもとてもお洒落。
お茶を飲もうとすると大概は玄関前のポーチで順番待ちをする程
鎌倉っ子にも人気のお店です。
今回は逸る心を制して食べてしまう前にしっかりパシャリ。
テーブルに挿されたカーネーションと鶏頭が華やかな彩りを添えて
くれていました。