2020.04.25
春の暮に咲く花たち~新型コロナ終息祈念
あれもこれも担当の千葉です。

巷は連日、 新型コロナ・ウィルスのニュースで溢れてります。自然の脅威は
凄まじいもので、世界中の国々や人々がその経済や生活を犠牲にまでして立
ち向かわねば到底敵わぬほどの猛威を振るっています。同じ自然でも、人間
界の混乱ぶりに左右されず、これまでと同じように人々の生活に潤いを与え
てくれる花たちもいます。



 

桜の前、春が浅い頃には、黄色い花が多かったのに対して、スミレ(菫)や

ムラサキツユクサ(紫露草)など、春が熟れて梅雨が近づくにつれて青い花

が増えてくるように感じています。



 

シラン(紫蘭)の青はシャープな青紫。

 



 



 

テッセン(鉄線/鉄仙)・クレマチスは種類が多いですが、やはり青系が

多いようです。我が家のテッセンは鳥たちが運んでくれた贈り物ですが、

ツツジ(躑躅)の茂みをかき分けて顔を覗かせています。

 





ご近所さんの丹精したベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)。ゴージャ

スですね。ゴールデンウィーク突入間近、春の暮に身の回りで見る花たちを

並べて見ましょう。

 



 

枝を払い過ぎてこんもり感が出ていませんが、コデマリ(小手毬)。

 



 

これから長い期間楽しめるチェリー・セイジ。イチゴミルクという別名がピッタ

リ。気温によってか時期によってか、真っ白のミルクだけの時期もあれば、真

っ赤な苺だけの時期もある、不思議な花です。

 



 

シンビジウムとお隣さんから戴いたクンシラン(君子蘭)。君子蘭は実は

ラン科ではなく、ヒガンバナ科(又はユリ科)なのだそうです。葉もラン

に似ていますが、花の付き方は確かにヒガンバナ科の花たちに似ています。





散歩の途中で見掛けた立派なジャスミン(茉莉花)。満開になったらさぞ

見応えがありそうです。

 



 

こちらもご近所で見掛けたモッコウバラ(木香薔薇)。一つの株に黄色と

白があるのか、白の株に黄色の株が絡んでいるのか判りませんが、これも

満開時には皆が足を停める景色になりそうです。

 





 

これからの主役は躑躅(ツツジ)。サツキも含めて躑躅も種類が多く楽しめ

る花です。

 





 

この柿の花にも似た花はポポーの花。夏には食べられる実が成ります。

 



 

実りの時期に向けて着々と準備も進んでいます。今年も美味しい梅干しに

なる予感。

 





 

夏みかんは食べ頃。先日この子たちの兄弟が知人のお宅に旅に出たら、飛び

切り美味しいマーマレードになって帰宅しました。

 

 

自然は時に厳しい刃を突き付けても来ますが、皆の気持ちを和らげ心を癒して

くれもします。私たち人間は、謙虚に、謙虚に。

 

今回の新型コロナ・ウィルスはとても手強い相手のようで、その影響を受けて

いない方は殆どいないほどです。治療や予防の最前線や、他の方たちの生活を

支える業務で日夜奮闘して下さっている方々に心よりの感謝と敬意を捧げると

共に、行動自粛など不自由に耐えておられる皆様にお見舞いを申し上げます。

どうか一日も早く終息しますように。