2013.05.19
春から夏へ~立夏を挟んで移り変わる花々
あれもこれも担当の千葉です。
日本には、と言っても、もともとはお隣の中国から朝鮮半島を伝って我国にもたら
された、移り行く季節を表す素晴らしい言葉があります。四季(春夏秋冬)、二十四
気(立春、夏至などの24の節気)、七十二候(各節気毎に初候・次候・末候)です。
あとの二つをとって『気候』という言葉が生まれたのかも知れないと、勝手に憶測し
たりしてしまいます。中国古来の旧暦に、我国古来の風習や風土を融合して生まれ
た季節感に溢れる美しき言の葉たち。
このところ政治的な摩擦からなにやらギクシャクしている隣国との関係ですが、
こうしたことに思い遣れば、お互いを尊重し合い、理解し合い、協力し合う関係で
いて欲しいものだと、心から願うばかりです。
旧暦では今はちょうど『夏』の第1節気『立夏』の末候『竹のこ生ず(旧字が出ずに
申し訳ありません)』の季節。孟宗竹のように3月上旬から筍が出るものもあります
が、真竹の筍の旬はちょうど今頃。筍が生え始め、田植えを間近に控えて『田水張
る』季節ということです。
昨日、お客様をお見送りして玄関を出ると、会社の花壇に異変が!
少し前までは下の写真のように春の花々が満開だったのに。
担当に聞くと、夏の花に植え替えるために、害虫駆除と涵養を兼ねて一旦土を
掘り返し、空気を入れているところだとか。次にどのような花々がお目見えする
のか楽しみです。
そうそう、玄関前の噴水に何とカラーが咲いているのも発見!
先日三島市街のせせらぎ、源兵衛川の中のカラーの群生をブログでご紹介しま
したが、灯台下暗し!
当社の玄関前の池は湧き水を使っています。恐らくは箱根山系の雪解け水が湧
き出ているもので、清澄で一定の温度であることから、ちょうど源兵衛川と同じ環
境なのかも知れません。
春と夏の境目の花々を並べて終わりに致します。
我が家の躑躅(ツツジ)の変り種。花の外周だけがピンク色。
オレンジ色からピンクに変わる薔薇も満開に。
ドクダミも清楚な白い花を沢山付けました。
お花好きなお隣のお宅の花もついでに『パシャリ』。
金魚草(キンギョソウ)。
そしてトリは名前を知らない、でもそれはそれは可愛い花。蘭の仲間でしょうか?
PS:ちょうどお隣の奥様に教えて戴く事ができました。ハーブ類で、チェリー・
セイジというセイジの仲間だそうです。花を別名でイチゴミルクとも呼ぶそ
うです。茎や葉を折ってみると確かにハーブの香り。おまけに株分けまで
して戴いちゃいました。