2013.08.16
三島夏祭り~『しゃぎり』とカルメ焼き
あれもこれも担当の千葉です。
8月15日から17日の3日間は、三島夏祭り。地元の方には釈迦に説法ですが、ブロ
グの読者の方々やフェイスブックの友人の中には県外の方々もいらっしゃるのでお
許しを戴き、少し紹介させてください。
子供の頃から三嶋大社のお祭りとして楽しんできましたが、三島市や観光協会や
各種団体で三島夏祭実行委員会を組織してこれを市民総出のお祭りに発展させて
来ました。昔からの各種舞の奉納、頼朝行列、流鏑馬、農兵節に、音楽パレードや
三島サンバ、手筒花火、大文字焼きなど、どんどん新たな催しが加わり、人口11万
の街に3日間で50万人を越える人が集まります。三島の市民にとっては誇りの1つ
でもあります。
商工会議所のホームページで魅力満載の3日間、盛り沢山の内容をご覧下さい。
http://www.mishima-cci.or.jp/maturi/
中日の16日の夜は朧月夜。祭りの後の大社の舞殿から見上げた月です。
三島夏祭りの華は何といっても『しゃぎり』と呼はれる『三島囃子』です。40~50年前、
私の子供の頃にはだいぶ下火になっており、伝統芸能がいつ途絶えても不思議では
ない状況から、三島青年会議所(三島JC)の先達の方々の努力で息を吹き返し、今で
は『子供しゃぎり』から大人のしゃぎりまで、三島の夏には欠かせない音になっていま
す。
毎晩お祭りの最後に当番町の山車が大社鳥居前に集合する、『しゃぎり』の競り合い
は迫力満点です。
泉町の山車に友人を見つけて『パシャリ』。手振れではなく、この泉町のしゃぎり、
奏者達の息がぴったり、動きが激しく山車自体がゆっさゆっさと上下に揺れている
のです!
妻とひと回りして買い求めたお土産は綿菓子とカルメ焼き。50年前からあるオー
ソドックスな祭り菓子を選んだお互いに思わず苦笑してしまいました。
大社境内と、1キロ近い大通りの両側にずらりと並ぶ相当数の夜店の中で、金魚
すくいは1,2軒しかなくなってしまいましたし、海ほおずきもなくなってしまいました。
カルメ焼きを作っている方に聞くと、このお宅が出しているもう1軒と合わせて2軒し
か出ていないそうです。重曹をちょっと混ぜて火から下ろすと、ぷくっと膨れて行く
不思議さに長い時間かじりついて見ていた私にはちょっぴり淋しさを感じてしまい
ました。