2014.01.11
シリーズ・ちょっと気になるデザイン~新春のお菓子
あれもこれも担当の千葉です。
2~3日前に我が家の梅が開花しました。穏やかなお正月・松の内が明けてはや
鏡開き。大寒に向かっていよいよ寒さ本番と言わんばかりに、日本列島にも今年
最強の寒波が訪れています。ここ静岡県の沼津・三島エリアは、雪が積もることは
何年かに一度という温暖さで誠にありがたいです。この寒波で被害に合われた地
域の方々にはお見舞い申し上げます。
旅行に行ったり、街を歩いていて素敵だなと思うデザインを『パシャリ』。今回はお
正月に実家に集まった際に兄姉たちから戴いたお年賀のお菓子のパッケージを
パシャリしてみました。
白餡と小豆色の菱餅を白い求肥でくるんだお菓子。ごぼうが特徴ですね。初釜(裏
千家)のお菓子として使われるという花びら餅。ごぼうが小枝で、ほんのりとピンク
色が透けて見える求肥を梅の花びらに見立てているのでしょうか。美味しさはもと
より、見た目も楽しいですよね。
『たねや』の花びら餅なのですが、パッケージがお正月らしく気に入ってしまいま
した。それにしても、このたねやさんにしても叶匠寿庵さんにしても、近江・滋賀の
お菓子屋さんは、美味しさ、お菓子の意匠、パッケージの意匠と三拍子揃ったとこ
ろが多いですね。
箱の印刷に加えてこのような帯がデザインの決め手で、立体感をもたらしていた
のですね。
ちょっとした意匠の工夫がこんなにも気持ちを豊かにしてくれるのですね。