2014.03.24
シリーズ・私のお気に入り〜沼津『鳳舞(おぶ)』と小川軒のレーズン・ウィッチ
あれもこれも担当の千葉です。

 

先回に続いて私のお気に入り(独断)シリーズです。

 

と、ある早春の晩。高校の同窓会の幹事会の後、同期の幹事たちと立ち寄った

お気に入りの小料理屋さん『鳳舞(おぶ)』。沼津はアーケード街と旧国1の

交差点にあり、入り口はこじんまりとしていて、一階はカウンター席しか

ありませんが、二階には座敷があり、宴会にも利用できます。新鮮で上質な

食材に加えて、こちらの腹具合を見計らって勧めてくれる気配りの良さが

心地良く、お気に入りのお店です。ほんのたまにしか寄らないのに、いつも

常連のように振舞わせてくれる大将の懐の深さもお勧めです。



この鳳舞のもう一つの魅力が、お酒の種類の豊富さ。私は芋焼酎を好むのですが、

珍しい銘柄や見たこともない銘柄が多く、お料理のみならず、お酒までいつも

お任せです。(写真はこの日のお勧め。他にもあまり聞いたことのないような

銘柄が一杯でした。)

 

帰ってみると実家の姉からの差し入れ。こちらも大のお気に入り、『小川軒の

レーズン・ウィッチ』!今から25年前、米国に赴任する時に見送りに来てくれた

両親に自らリクエストして鼻向けに戴いたのがこのレーズン・ウィッチと

『銀座ウェストのリーフ・パイ』。



さらにふと居間のテーブルを見ると、妻が習って来たフラワー・アレンジメント。

薄いピンクのラクスパーと紅いミニバラ。黄色いミモザアカシアにブルーの

デルフィニウム。そしてそしてオレンジや黄色のラナンキュラス!



ロサンゼルスとサンディエゴの間にある、カールスバッドという小さな町の

郊外に、数エーカーにも渡って一面に色とりどりのラナンキュラスが咲き詰める

丘があり、駐在中に妻と出掛けたラナンキュラスの丘の光景がほろ酔い加減の

脳裏にまざまざと蘇りました。是非とも『カールスバッド    ラナンキュラス』で

ググってご覧下さい。

 

春になってパロス・バーデスの家々の前庭に咲き敷く芝桜、トーランスの街に

映えるジャガランタの薄紫の並木道(ちょうど日本の桜の代わりに花見気分に

なったものです)。カールスバッドのラナンキュラスの丘。ランカスター郊外の

保護区の見渡す限りのカリフォルニア・ポピーの群生などなど。

 

レーズン・ウィッチとラナンキュラスのお陰で、走馬燈の如くに蘇る

南カリフォルニアの花々の記憶に気持ち良く酔うことができた一晩と

なりました。米国駐在中の写真が今手元にないので残念ですが、

いずれこのブログでいつか取り上げてみたいと思います。