2016.03.30
もうひとつの『桜の前の春』
あれもこれも担当の千葉です。

この週末に、玄関に飾ってある妻のトール・ペイントの作品が替わっているのに気付き、

「枝垂れ桜に四十雀なんて春らしいね」と告げたところ、大いに株を上げてしまいました。





こんな言葉でご機嫌になって貰えるのならば安いものですが、今回は偶然に気付いた

謂わば怪我の功名、次の入れ替え時にも忘れず気付くよう心せねばなりません。

さて、今年は寒さが厳しくなく桜は早めに開花し、しかもその後は気温があまり高くない

日が続いて、花を楽しむ期間が長くなりそうだという嬉しい予報がありましたが、ここ

三島では豈図らんや、気温がなかなか高くならず、桜の咲き具合が遅れています。

入学式にすっかり花が散ってしまっていたという年もありましたが、今年はその心配はなさ

そうです。

街中が桜で一色になってしまう前に、前回は桜以外の春の名脇役の草花を紹介しました

が、三嶋大社の桜が満開になるまでには今少しの時間がありそうなので、この数日、春を

感じさせてくれた、草花以外の名優たちを紹介して見ます。



まずは親友の「甲ちゃんち」こと、『甲石製餡所』さんの手作り最中。生餡と最中の皮が別々に

セットされていて、食べる時に自分でつくるために皮がパリッとしていて抜群の美味しさです。



皮は桜の花びらのかたちで、桜の香りまで練り込まれています。桜餡とつぶ餡をセットにして

戴きました。



続いては、甲石さんちのさくら最中を届けたお駄賃に姉から戴いた干菓子。



姿も美味しさも『春爛漫』でした!



『花より団子だね』との声が聞こえて来そうなので、最後に春の歳時を。



先週箱根の現場に出向いた折に見掛けた、箱根仙石原の『山焼き』です。広大なすすき

の草原の維持のために毎年野焼きされる、まさにその日に行き会うことができました。



その二日後に見た山焼き後の景色をお届けして終わります。どうぞ残り僅かな3月も、

皆様にとって穏やかでありますように。