2014.08.30
花より団子、ならぬ栗三昧
あれもこれも担当の千葉です。
昼と夜の長さが同じとなる秋分を過ぎて早一週間。日中はまだ汗をかくような暑さが
残る日もありますが、ほんの少しだけ夜が幅を利かすようになり、空に浮かぶ雲も地
に咲く花もすっかり秋模様です。
妻が手折って居間に挿した一枝の金木犀が甘い香りを振り撒いています。
零れ落ちた小さな花弁も綺麗な形。
夏から蕾を付け出した水引草も、じきにピンクの蕾を開いて中から白が覗くことに
なり、紅白の水引になぞらえた姿となります。
何ともメルヘンチックで可愛らしい実を付けているのがオキナワスズメウリ。
ご近所のお宅のものを『パシャリ』。
一円玉ほどの小さな西瓜のような緑の実が熟れて赤くなります。別名は琉球
オモチャウリ。ネットで見ると、この実には毒があり食べられないようです。
また、実が熟すと灰色になるスズメウリよりも鑑賞性が高いですね。生垣に
絡まり赤い実を付けている姿は、少し離れてみるとまるでクリスマスのイルミ
ネーションのようです。
しかし何と言っても秋は食欲。今、我が家のブームは栗。今年は豊作で、食卓を
賑わせてくれています。
渋皮煮に甘露煮。渋皮を傷つけずに剥き、渋皮が剥がれないように何度か
煮込んで行くのは相当手間の掛ることのようで(当然私ではありません!)、
剥く時に渋皮が傷ついたものは栗ごはんに活躍の場を変えます。お知り合い
からは裏ごしして作った栗きんとんも戴き、中津川のきんとんや干し柿に包ん
だ栗きんとんを思い出しました。
単純ではありますが、煮て二つに切ったものをスプーンで掬って食べるのも
美味しく、手間を掛けずに秋の味覚を楽しめる方法ですね。
最後に、偶然テレビで目にした栗のおはなし。リンゴでいう皮は栗のイガ。実(み)
は皮や渋皮。栗の実として食べているのはリンゴでいうところの種なのだそうです。
確かに、栗の種はどこにある?と聞かれると困るのですが、今まで気付きません
でした。