2015.04.16
映画『風に立つライオン』鑑賞録
あれもこれも担当の千葉です。



遅ればせながら先日、映画『風に立つライオン』を見て来ました。原作:さだまさし、

監督:三池崇史、主演:大沢たかお。さだまさしの名曲『風に立つライオン』を聴いた

大沢たかおが映画化を目論み、さだまさしにまず小説化を依頼したのが契機だそう

です。そのため原作の次に、企画:大沢たかお、とクレジットされています。曲が発表

されたのが1987年。小説が2013年。小説化を依頼されたけれどなかなか構想が

まとまらなかったところ、東日本大震災を経て一気に書き上げたとのこと。そのため

曲のストーリーよりも小説のストーリーの方が時間軸が長くなっています。曲も今回の

映画化に合わせてリテイクされており、シネマ・ヴァージョンとなっています。(個人的

にはオリジナルの方が肩に力が入らず好きなのですが)



以前拙ブログで読書録を掲載しましたのでご笑覧願えれば幸いです。

http://www.szki.co.jp/blog/archives/1977

『人のためにすべてを擲ってでも尽くそうとする志のバトンがシュバイツァーから

航一郎へ、航一郎からコイチロへ、そしてあつおへとリレーされて行きます。

激しい風に向って立つ、群れを離れた孤高のライオン。辛さも悲しみも全て身の

内に仕舞い込む潔さ。「風に立つライオン」とはこのバトン・リレーされて行く崇高な

志の象徴だったのですね。』



映画館にバスタオルを持って行くのを忘れてしまいましたが、エンドロールが

終わっても暫くの間、会場が暗いままだったのは、映画館の心配りだったので

しょうか。