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2016.04.12
晩春~初夏の草花たち
あれもこれも担当の千葉です。
暑いほど暖かくなったと思いきや、花冷えのような肌寒さが戻って来たりして、行ったり
来たりの陽気も、確実に先へ先へと進んでいます。前回ご覧戴いた花杏、雪柳、木瓜、
連翹、石楠花、小米桜などに続いて咲く春の花たちに交じって、初夏の花たちも咲き
始めました。
今日はそんな晩春から初夏にかけての草花を羅列してみます。
牡丹。大輪の多重の花は、周囲を圧倒する重みと華やかさを感じます。
白と紫、二色の菫。
満天星躑躅(どうだんつつじ)。可憐な小花が鈴のよう。
たんぽぽ。
山吹。ほんとうに山吹色!
あちらこちらに好き勝手に顔を出します。ハルジオン。
紫つゆ草。子供の頃よくこの花から青い色を採りました。
紫蘭も咲き始めました。初夏を感じさせます。
盆栽の鉢を割って根付いてしまった銀杏に新芽。
マメ科の花は綺麗なものが多いですね。スナップエンドウの花。
桜が散っても多くの草花たちの競演で沢山楽しめそうです。
2016.04.09
リフォーム工事始まりました。
久しぶりの投稿の山本です。
春になり、我が家ではリフォーム工事が始まりました。
お施主様は私ではなく、この春より同居を始める予定?のツバメ様です。
今週の水曜日から工事がスタートしたのですが、
木曜日の夜間の暴風により、私の駐車場は土と、藁まみれです。
ただ、気掛かりな事があり、
暴風の後、ツバメ様のお姿を拝見していない、
もしかして、放置ですか?
掃除は大変になりますが、今年一年の幸せを一緒に運んで来てくれることを願う限りです。
2016.04.07
ラジオ体操
住宅リフォーム部の中根です、先日休みの早朝散歩で三島大社に寄りました、桜がとても綺麗で春を楽しめました。 毎朝三島大社でラジオ体操をしているのは知っていましたが、丁度その時間に行われていたので、緊急参加いたしました、第一第二体操以外に簡単なストレッチが有り軽く汗を流しました。
体操の参加者に私が40年来通っている、理髪店のご主人もいて、気軽に参加できました。
4月になり気候も穏やかになり、散歩を楽しみたいと思っています。みなさんも如何ですか。
2016.04.07
子どもの名前 今と昔
法人営業部の横山です。
昨日の午前中は地元の小学校、午後は中学校の入学式に出席してきました。
この日に合わせたような良い天気に恵まれ、桜も満開で新入生を迎えてくれていました。
自分が中学生の頃と比べると、多くのお父さんがビデオ撮影していたり、小学校のクラス
数は半分になっていたりで変わったなぁと感じました。
一番驚いたのは女の子の名前でした。
小学校の女子児童が33名、中学校の女子生徒が65名、計98名だったのですが、名前に
「〇〇子」と「子」がつく子どもが一人もいませんでした。ゼロです!
私の頃は半数以上が「〇〇子」だったように思います。
漢字も読み方も難しく?おしゃれになっていて、驚きです。
新入生の子供たちが元気に楽しい学校生活を送れるよう見守りたいと思います。
みんな、頑張れ!!
2016.04.07
定点観測~三嶋大社の桜情報
あれもこれも担当の千葉です。
このブログを書き始めてちょうど5年。書き初めが三嶋大社の桜の開花情報でした。
たったこの5年間を並べてみるだけでも、桜の咲き方はどの年も同じではなく、色々な
気象条件が相まって多様な咲き方をしているのが判ります。
(今年の染井吉野と三島桜。ほぼ満開です。)
今年はというと、三嶋大社の(或いは静岡県東部の染井吉野の)開花は当初の予報
と大きく異なりました。早くに寒さが緩んだため開花は早く、しかも気温が一気には高く
ならないために花持ちが良い、との嬉しい予報でしたが、実際は一向に暖かくならず、
東京などに比べてもだいぶ遅い開花となってしまいました。
(枝垂れは6~7分咲きくらいでしょうか。)
おまけに今日の雨。春の嵐との予報に昨日の内に境内を一周して来ましたが、存外風が
左程強くならず、花散らしの雨にはならずに済んでくれるかも知れません。
最後にこの5年の3月末時点での三嶋大社の桜の状況を並べてみます。
宮司のお話に寄れば、平常であれば(株によってっ個体差はありますが)河津桜・大島桜
が早咲き。続いて染井吉野・三島桜が咲き、枝垂れ桜がこれに続き、八重の桜はこの後
になります。
2012年 染井吉野 ほぼ満開 枝垂れ桜 6~7分咲き
2013年 染井吉野 満開過ぎ 枝垂れ桜 満開 八重桜 満開一歩前
この年は早咲きの河津・大島が遅れ、遅咲きの枝垂れが早く、皆一辺に咲いた
珍しい年でした。入学式はすっかり葉桜の年でもありました。
2014年 染井吉野 ほぼ満開 枝垂れ桜 満開過ぎ
染井吉野と枝垂れ桜が逆転した年。
2015年 染井吉野 7~8分咲き 枝垂れ桜 ほぼ満開
昨年も逆転の年でした。
2016年 染井吉野 6~7分咲き 枝垂れ桜 2~3分咲き
予報に反し、ここ5年の間で最も開花が遅い年となりました。
2016.04.04
就労継続支援B型事業所 パオ・ポット
法人営業部の横山です。
今日はお客様のご紹介をさせていただきます。
先日、パオ・ポット裾野支所がオープンしました。
パオ・ポットは就労継続支援B型事業所で三島市大場にもあります。
ご縁があり、大場の事業所を改装させていただき、今回も裾野支所の改装をさせていただきました。
大場ではお惣菜(餃子・ハンバーグ・ポテトサラダ等)の製造、販売も行っています。
餃子は私のお気に入りで、昼間でも仕事を気にせず食べれるのでちょくちょく購入しています。とても美味しいのでぜひ食べてみてください。お薦めです。
事業内容としては上記の惣菜製造販売のほか、・職場見学、実習・個別相談・各種イベント参加・企業内でのトライアル雇用を行っています。
利用対象者は、通常の事業所に雇用されることが困難で、雇用契約に基づく就労が困難な方です。
トライアル雇用をお考えの企業がありましたらぜひ連絡をしてみてください。
代表の鈴木さんが丁寧に対応してくれます。
2016.04.02
球春到来
住まいづくり担当の情野(せいの)です。
一昨年、雨天中止になったチビ太郎とのプロ野球観戦。
今年は、草薙球場で特別開催される日ハム・ソフトバンク戦に挑みました。
チケット発売時間にママ太郎が電話をかけまくったのですが、
ウィングシートとれず(T_T) ゴメン・・チビ太郎。でも、何とかバックネット裏上段をゲット。
予告先発は何と大谷!!(^^) 今年こそはと願うばかりでした。
出発1時間前、SBSラジオで耳を疑う事件が!
『本日の試合は雨天中止となりました』 ウッソ~~!
なぜ私の周りに低気圧は集まるの??
でも、公式hpで中止情報が出てこない・・どうなってるんだ?
問い合わせ先に電話。しかし、全然つながらず。・・モヤモヤ
30分の格闘の末、ようやくつながり聞いてみると、
『SBSラジオの誤報です』との事。むむ~・・と思いきや、
男性スタッフの対応は素晴らしく、素敵な気持ちにさせてもらい
『がんばってくださいね』と伝えることができました。
そんなこんなで、今年はプロ野球を観戦することができました。
残念なことに・・草薙球場のスピード表示は、相変わらずの状態で
しかも途中で180km/hとか175km/hとか・・
後から知ったのですが、エイプリルフールだったようで・・
そんなことより、普段のスピード表示をちゃんとして欲しいなぁ~と思うところです。
あっ!SBSラジオもエイプリールフールだったのでしょうか?
色々ありましたが、家に着くなり
ケンケン松田のTシャツを着てご機嫌なチビ太郎でした(^^)
2016.03.30
もうひとつの『桜の前の春』
あれもこれも担当の千葉です。
この週末に、玄関に飾ってある妻のトール・ペイントの作品が替わっているのに気付き、
「枝垂れ桜に四十雀なんて春らしいね」と告げたところ、大いに株を上げてしまいました。
こんな言葉でご機嫌になって貰えるのならば安いものですが、今回は偶然に気付いた
謂わば怪我の功名、次の入れ替え時にも忘れず気付くよう心せねばなりません。
さて、今年は寒さが厳しくなく桜は早めに開花し、しかもその後は気温があまり高くない
日が続いて、花を楽しむ期間が長くなりそうだという嬉しい予報がありましたが、ここ
三島では豈図らんや、気温がなかなか高くならず、桜の咲き具合が遅れています。
入学式にすっかり花が散ってしまっていたという年もありましたが、今年はその心配はなさ
そうです。
街中が桜で一色になってしまう前に、前回は桜以外の春の名脇役の草花を紹介しました
が、三嶋大社の桜が満開になるまでには今少しの時間がありそうなので、この数日、春を
感じさせてくれた、草花以外の名優たちを紹介して見ます。
まずは親友の「甲ちゃんち」こと、『甲石製餡所』さんの手作り最中。生餡と最中の皮が別々に
セットされていて、食べる時に自分でつくるために皮がパリッとしていて抜群の美味しさです。
皮は桜の花びらのかたちで、桜の香りまで練り込まれています。桜餡とつぶ餡をセットにして
戴きました。
続いては、甲石さんちのさくら最中を届けたお駄賃に姉から戴いた干菓子。
姿も美味しさも『春爛漫』でした!
『花より団子だね』との声が聞こえて来そうなので、最後に春の歳時を。
先週箱根の現場に出向いた折に見掛けた、箱根仙石原の『山焼き』です。広大なすすき
の草原の維持のために毎年野焼きされる、まさにその日に行き会うことができました。
その二日後に見た山焼き後の景色をお届けして終わります。どうぞ残り僅かな3月も、
皆様にとって穏やかでありますように。
2016.03.16
シリーズ・徒然読書録~篠田桃紅著『一〇三歳になってわかったこと』
あれもこれも担当の千葉です。
読書は好きで、常時本を持ち歩く癖が付いてしまいましたが、読み方は極めて大雑把、
何かしらからだのどこかに蓄積されていれば良いという思いで、雑然と読み流します。
その意味で、読者の皆様には退屈でご迷惑かとも恐縮しつつ、ブログに読書録なる
ものを記してみるのは自分にとって有益かも知れないと思い、始めてみました。皆様
のご寛恕を請うところです。
徒然なるままに読み散らす本の中から気に入った本、今回は篠田桃紅著『一〇三歳に
なってわかったこと』(幻冬舎刊)です。2015年のベストセラーの上位に入っていました。
著者の篠田氏は書家というよりも抽象芸術の世界的な大家で、1913年に満州で
生まれました。国内では、その書の枠を飛び出た作風が『根無し草』と酷評された著
者は、1956年に渡米、先に欧米でその抽象的な作品の前衛的な芸術性が圧倒的な
評価を得て、1958年に帰国して後は、日本でも引く手あまたの人気書家・画家と
なりました。
沼津市役所が1966年の市庁舎完成を機に、特別応接室の壁画として、篠田氏の
大作『泉』を購入してあったものが、長いこと忘れられており、一昨年30年ぶりに
発見されたというニュースは記憶に新しいですね。
全てを受け入れ淡々と日々を送るその姿からは、平穏さとともにどこまでも孤独な
存在としての自分を受容した激しい凛々しさが伝わってきて、とても強烈な読後感
をもたらします。
素敵だなと思った部分の抜粋を、篠田氏の作品を交えて記します。
『人の領域ではないことに、思いをめぐらせても真理に近づくことはできません。
それなら私は一切を考えず、毎日を自然体で生きるように心がけるだけです。』
『この歳になると、誰とも対立することはありませんし、誰も私とは対立したくない。
百歳はこの世の治外法権です。』
『私は自らに由って生きていると実感しています。自らに由っていますから、孤独で
寂しいという思いはありません。むしろ、気楽で平和です。』
『古来の甲骨文字を見ますと、「人」という字は、(人と人が支え合って立っているの
ではなく)一人で立っています。古代の「人」のように、最期まで、一人で立っている
人でありたいと願っています。』
『自分という存在は、どこまでも天地にただ一人。自分の孤独を客観視できる人で
ありたい。』
『九十代までは、参考にすることができる先人がいました。しかし、百歳を過ぎると、
前例は少なく、お手本もありません。全部、自分で創造して生きていかなければなり
ません。歳をとるということは、クリエイトするということです。』
『歳をとるにつれ、自分の見る目の高さが年々上がってきます。今までこうだと思って
見ていたものが、少し違って見えてきます。同じことが違うのです。・・・・・そして未来を
見る目にも変化が起こります。歳をとれば、人にはできることと、できないことがある
ことを思い知ります。そしてやがて悟りを得た境地に至ります。』
『自分というものを、自分から離れて別の立場から見ている自分がいます。高い所から
自分を俯瞰している感覚です。生きながらにして、片足はあの世にあるように感じて
います。』
『歳相応という言葉がありますが、百歳を過ぎた私には、なにをすることが歳相応なのか
よくわかりません。・・・私は歳には無頓着です。これまで歳を基準に、ものごとを考えた
ことは一度もありません。なにかを決めて行動することに歳が関係したことはありません。』
『面白がる気持ちがなくなると、この世は非常につまらなくなります。・・・感動する
気持ちがあれば、この世は楽しい。・・・・人はみな、なにかにすがっていたい、どこか
によりかかるものがほしい。その一役を買ってくれるのが、なにかに夢中になること
だと思います。・・・夢中になれるものが見つかれば、人は生きていて救われる。』
『真実というものは、究極は、伝えうるものではない。ですから、私たちは、目に見え
たり、聞こえたりするものから、察する。そうすることで、真実に触れたかもしれないと
感じる瞬間生まれるのかもしれません。真実は、想像のなかにある。だから、人は、
真実を探し続けているのかもしれません。真実は見えたり聞こえたりするものではなく、
感じる心にある。察することで、真実に近づける。』
『どのように生きたら幸福なのか、「黄金の法則」はないのでしょうか。自分の心が決める
以外に、方法はないと思います。この程度で私はちょうどいい、と自分の心が思えることが
一番いいと思います。ちょうどいいと思える程度は、百人いたら百人違います。・・・
これくらいが自分の人生にちょうどよかったかもしれないと、満足することのできる人が、
幸せになれるのだろうと思います。』
『さまざまな人種、文化、習慣を持つ人々が集まるニューヨークでは、なんでもアリ。お互い
に文化を持ち寄っているので、なにがいいかなんて決めつけることはせずに、違うことを
面白がっている。こんなに楽しい街はない、と私は思いました。影響を受けることも、それ
によって変化することもいとわない。いつも新しくなにかをつくろうとしていました。』
『世の中の風潮は、頭で学習することが主体で、自分の感覚を磨く、ということは
なおざりにされています。たいへんにおしいことです。知識に加えて、感覚も磨け
ばものごとの真価に近づく。』
『次から次へと、身内、友人を亡くし続けて、私は、運命というものの前に、人は
いかに弱いものか、ということを若くして知ったように思います。弱いというよりも
無力で、なんの力もない。どんなに愛する人でも、さっと奪ってしまいます。運命に
は抗えない。私は、身の程をわきまえ、自然に対して、謙虚でなくてはならないと
思いました。人が、傲慢になれる所以はないと思っています。』
『時宜に適って、人は人に巡り合い、金の言葉に出逢う。医者の「治りますよ」で、
私は死病から生還した。』
『あらゆることが、時代と移り変わり、私のように百年も生きていると、たった百年
でも、その変わりようは激しく、いったい、この世に、人類とともにその価値が失わ
れないものはあるだろうか、と考えさせられます。・・・それでは、私たちが文句なしに
愛し、文字どおり、全人類がその価値を認めざるをえないものはないのでしょうか。
それは母だと言った人がいます。』
なんと強烈で、重みのある言葉たちでしょうか。
補足ではありますが、高名な映画監督、篠田正浩氏は従兄弟にあたるそうです。
今年に入り、続編が刊行されました。『一〇三歳、ひとりで生きる作法』 幻冬舎。
強烈で重みのある言葉たちに更に磨きが掛っていました。
『毎日、同じことの繰り返しでいいのであれば、人型ロボットでもやれることである。
昨日と今日の私は違わなければ、人として生きている甲斐はない、と幾つになって
も思う。』
一〇三歳にして自らに一日たりとも停滞を許さぬこの心の強靭さは、いったいどこ
から湧いてくるのでしょうか。神々しくさえ見えて来ます。同様な強烈さが自らの作品
創りでも表れています。
『私は好きな字を書いていても、それが自分でつくったものでないことが物足りなかっ
た。文字の創始者がねたましかった。ねたましい、とははしたないことと思い、私は、
自分の心のかたちをつくりたいと希うようになっていった。そして、書としては通用しない
けど、ヘンな文字は、自分の心のかたちの兆しかもしれないと思った。』
『若いからといって、ちやほやしない。謙虚でなければ相手にしない。・・・若さは謳歌
するもので、賛美されるものではない。まだなにも知らないのだから、謙虚にしていな
ければならないと私は思う。本当は年齢なんて、まったく関係ない。ただ、人として謙虚
でなければ、相手にしない、というだけのことである。』
『老いたら老いたで、まんざらでもない。まんざらでもない、は含みのある言葉である。
満足というほどはっきりしたものではないが、まんざらでもないのである。』
『「墨に五彩あり」という中国の言葉がある。目に見える色はこの世に限りなくあるが、
墨はあらゆる色を含んでいるという意味である。・・・墨は目に見える色を、人の想像力
で心の色に置きかえることができるからだ。・・・真実の色は、見たいと希う人の心の
中でしか、再び、会うことはできない。』
『以前に比べて、心を留める音が、身辺に少なくなったような気がする。・・・さまざまな
騒音にかき消されて、心耳(しんじ)を澄ます、というような音には、なかなか出会わない。
・・・私は、少女の頃、隣室の母の立てる物音に耳を澄ましたのが、心を留めた音の始
まりだったように思う。・・・快く聴こえたのは、キュッ、キュッ、が生き生きとした弾力ある
音で、リズムがあったためでもあろう。きっと心楽しく片づけものをしていたので、まだ
若かった母の心のリズムだったかもしれない。きものの衣擦れ、畳の上を摺る足音、扇
をはたはたとさせる音など、よき音、として心惹かれた。人と人のあいだも、あわれが
浅くなったような気がする。』
強靭な精神に、情が細やかで風情のある精神が同居しているようです。
2016.03.16
桜の前の春
あれもこれも担当の千葉です。
いよいよ各地で桜の開花宣言が出され始めました。気温が高くならないために花の持ちが
良く、今年は花を楽しむ時間が長くなりそうだとの予報です。三嶋大社の桜(染井吉野)の
開花宣言も今日明日のタイミングのようです。
そんな街中が桜一色になってしまう前の我が家の庭の春をお届けします。
梅はすっかり散って新緑が顔を出しています。
その隣は、花杏(はなあんず)。満開にはまだ少し時間がかかりそうです。
雪柳(ゆきやなぎ)。じきに満開です。
木瓜(ぼけ)。まだまだ蕾が多い段階。
連翹(れんぎょう)。我が家では、柊南天を継いで黄色い花の代表選手です。
石楠花(しゃくなげ)。一斉に蕾が綻び始めました。
小米桜(こごめざくら)。我が家のは八重ではありません。
最後に、草の花を二種。先はホトケノザ、後は教えて戴いては忘れ、忘れては教えて
戴いたハナニラ。
残りわずかとなった3月が、皆様にとって穏やかな日々でありますように。
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ACCESS
暑いほど暖かくなったと思いきや、花冷えのような肌寒さが戻って来たりして、行ったり
来たりの陽気も、確実に先へ先へと進んでいます。前回ご覧戴いた花杏、雪柳、木瓜、
連翹、石楠花、小米桜などに続いて咲く春の花たちに交じって、初夏の花たちも咲き
始めました。
今日はそんな晩春から初夏にかけての草花を羅列してみます。
牡丹。大輪の多重の花は、周囲を圧倒する重みと華やかさを感じます。
白と紫、二色の菫。
満天星躑躅(どうだんつつじ)。可憐な小花が鈴のよう。
たんぽぽ。
山吹。ほんとうに山吹色!
あちらこちらに好き勝手に顔を出します。ハルジオン。
紫つゆ草。子供の頃よくこの花から青い色を採りました。
紫蘭も咲き始めました。初夏を感じさせます。
盆栽の鉢を割って根付いてしまった銀杏に新芽。
マメ科の花は綺麗なものが多いですね。スナップエンドウの花。
桜が散っても多くの草花たちの競演で沢山楽しめそうです。