2015.11.22

食欲の秋~栗尽くし・お菓子編

あれもこれも担当の千葉です。



前回の栗尽くし・お料理編に続いては、お菓子編。もう立冬も過ぎてしまったぞ、という

お叱りも、画面の上でのお裾分けなんて失礼千万!というお叱りも聞こえて来そうです

がどうぞご容赦下さい。



我が家の栗の実が、とても大変な手間を掛けて貰って帰って来ました。甘さを

押えた渋皮煮、美味しゅうございました。






沢山の栗菓子屋さんが集まる中津川。中でも我が家の大のお気に入りが『すや』さん

の栗きんとん!







甘さを抑え、しっとり感とぱさぱさ感の絶妙なバランスは我が家の一押しです。





我が家の栗のお菓子のお気に入りの二大双璧のもう一つが、同じく中津川の

『澤田屋』さんの『つまごの秋』。干し柿と栗きんとん、柿と栗という秋の二大スター

のコラボがこんなに美味とは!







澤田屋さんからは他にも栗羊羹はじめ数々の栗をお取り寄せできます。








恐らく栗きんとんを薄く延ばして乾燥して固めたのでしょう、『巌固岩』。噛んでいるうちに

滲み出てくる栗の妙味が素敵です。





京都は『鼓月』さんの栗蒸羊羹。同級生の先生から戴きました。




こちらは『日本橋長兵衛』さんの『まろみ栗』。普段は栗の代わりに小豆餡。



三島のイトーヨーカ堂の改装で新たにお目見えしたために初めて味わうことができました。






こちらは中津川と並んで栗のお菓子のもう一方の雄、小布施から。『小布施堂』さん

が有名ですね。こちらは同じ小布施の『桜井甘精堂』さん。栗羊羹と栗鹿の子。





中津川からもう一つ戴いてしまいました。『松月堂』さんの栗きんとん。負けず劣らず

美味しいです。





そして『とらや』さんの栗蒸羊羹。『新栗』ってのが『新米』みたいで美味しさを

期待させますね。







こんな栗のお菓子の当たり年も珍しかろうと羅列してしまいました。お付き合いありがとう

ございました。朝晩だけでなく、日中まで寒さを感じる日が増えて来ました。もう一週間か

二週間もすればコートが必要になりそうです。皆様どうぞご自愛下さい。

2015.11.21

ふるさと納税~ゼロ・サムからプラス・サムへ

あれもこれも担当の千葉です。





本年度の税制改正で、ふるさと納税の減税対象となる寄付金額の上限が約2倍に

拡大したためか、ふるさと納税が過熱気味とのニュース報道がありました。寄付金

獲得の為に、寄付をしてくれた方へのお礼の品をより魅力的にしようと、各自治体が

しのぎを削る競争をしているようです。





長野県阿南町では、1万円の寄付で、他の多くの自治体が10㎏が多い中で、特産の

お米を20㎏プレゼントするとあって人気沸騰、昨年度は税収のほぼ半分の2億円余り

の寄付が集まったといいます。



寄付とはいえ、2,000円を超えた部分(所得や控除・住民税率などによって上限の違い

はありますが)は住民税や所得税から控除されるため、寄付する側からみると、2,000円

の負担で御礼の品が『買える』といった発想で、どの御礼の商品が魅力的なのかネット

で比べて選ぶ人が増えている、との報道も記憶にあります。




最近は、行政サービスを提供していながら結果的に住民税を地方に『とられてしまう』

ことになるのを防ごうと、都会も寄付金獲得に力を入れるところが出てきているそうです。


なにか、住民税の奪い合い競争をしているようで、すっきりしないものを感じてしまう

のは私だけでしょうか。



最近では、総務省が高額な返礼品や換金性の高い返礼品の自粛を求める通達を出した

影響からか、返礼品の高額化ばかりではなく、バラエティ豊かな多くの選択肢を用意する

ことで寄付を惹きつけようといった工夫も出てきているようです。




また、静岡県内でも静岡市、伊東市、御前崎市、長泉町、小山町の5自治体は、返礼品を

用意していません。長泉町は粋な取り組みをしています。寄付金で街のシンボルの

クレマチスを植え、写真にとって寄付者に送り、見に来てくれるように促しているそうです。

とても優れた見識だと思います。



努力をした者が報われる、という点で努力を促すことに繋がる。都会と地方の税収の

再配分に寄与する。プレゼントに使うことでその地域の特産品や魅力を全国に発信

できる。プレゼントに使うことで地域の特産品の育成・支援に繋がる。寄付金を活用して

地域の活性化を図り住民サービスを向上させる。そもそも自分の生まれた町、育った

街を応援することができる。色々なメリットが考えられます。



しかし、全体としてみると2,000円の自己負担分が税収アップに繋がる面はあるものの、

その2,000円を超えて寄付を募るためにプレゼントや事務などのコストを掛けてしまったら、

全体としては税収減となってしまうのではないかと心配です。(住民税全体に比べたら、

ふるさと納税分など心配に及ばない額なのかもしれませんが。)



元総務大臣、元鳥取県知事の片山善博慶大教授が、課税権のないNPO法人への寄付

と課税権のある自治体への寄付のバランスを失している点を指摘し、『他人のふんどし

での寄付』と糾弾したり、識者の中でも喧々諤々の一方で、制度としては拡充されるという

状況を見れば、とても難しい問題であるようです。



せめて、全体が変わらない中での住民税の奪い合いといったゼロ・サム・ゲームや、

コストの分だけマイナス・サムになってしまわぬよう、寄付者のメリットだけでなくトータル

としてのメリットを増やし、プラス・サムの仕組みになることを祈っています。



2015.11.13

食欲の秋~栗尽くし・お料理編




あれもこれも担当の千葉です。

 

秋らしさを楽しんでいるうちに、あっという間に立冬も過ぎ、仕事の秋、芸術の秋、台風

の秋、読書の秋と続けてきたシリーズもピンボケになってしまいそうですが、今回は

『食欲の秋』です。

 

我が家の栗は今年は裏年、あまり収穫量がありませんでしたが、はずれ年とは大違い、

戴きものを含めて、何故か大当たりの年になりました。そんな今年の我が家の栗尽くしを、

お料理編とお菓子編に分けて、画面の上でお裾分けです。

 

まずは我が家の栗ごはん。上手にできました、パチパチ~!(妻への感謝・慰労の拍手)



 

次は修善寺は菊屋さんにお泊りした時の宴会お料理から。 お芋でかたどった菊花も

素敵でした。

 



 



 

 

こちらは三島広小路の名割烹、登喜和さんのお料理。まずは母の法事の席の

お洒落なものから。



 

鈴虫籠を開けると栗に柿に無花果にと、素敵なハーモニー。



 

同じく登喜和さん。土瓶蒸しに惹かれて法事の翌日またまた来てしまいました。

ぐっとカジュアルに栗釜飯!



 

おまけに松茸釜飯。



デザートで出して下さった栗のババロア、絶品でございました!

登喜和の皆さん、二日間のお心づくし、ありがとうございました。



2015.11.10

富士珈琲本日オープンしました。

法人チームの室伏です。

私どもでお手伝いをさせていただきました、富士市今泉の富士珈琲が本日オープンしました。

 



脱サラをしたオーナーの初めての店舗、是非繁盛してほしいです。



皆様も富士にお越しの際には是非お立ち寄りください。

 
2015.11.08

K様邸お引渡ししました




住宅チームの山入です。

10月8日、無事に三島市谷田夏梅木のK様邸のお引き渡しをしました。

 



お荷物も少しづつ運ばれています。

 





 

 

床暖房の説明です。今日は少し寒かったので、効き目がよくわかりました。

壁掛けの大型のエアコンは夏用でおそらく冬は出番がないと思います。

それにしても、エアコンの出幅はすごいですね。

 



 

竣工祝いのプリザーブドフラワーです。

 



 

今回は建て替えでした。

スロープがゆったりしたので以前の駐車場と比べて、とても入りやすくなりました。

 

K様引き渡しおめでとうございます。今後ともよろしくお願いします。

 

 

 

 

2015.11.07

New!!コンセプト賃貸住宅 発表会!

法人チームの横山です。

今年の1月10日にキックオフした「ドットツリープロジェクト」が形になってきました。

◆1月13日の投稿(キックオフ)もご覧ください

 

住むと働くをセットに新しいアイデアをカタチにした

「小規模オフィス」+「住居2LDK」+「広報アドバイス付き」賃貸住宅です!





第1弾として 11月28日(土)29日(日) 10:00~16:00 (雨天も開催)

現地(伊豆市修善寺カインズホーム南側)にて発表見学会を開催します。

 

当日はカフェブースを併設して焼き鳥・豚汁等もご用意しております。

どうぞお気軽にお越しください。
2015.11.02

New!!コンセプト賃貸住宅発表会!part2

法人チームの横山です。

いよいよ発表会まで9日となりました。

準備は着々と進んでおります。

昨日、事前告知看板を設置しました。







現場も順調に進んでおります。


PRボックスに入れてある発表会のチラシも少なくなり補充しました。

前評判は上々のようです。

当日は温かい食べ物、飲み物をご用意してお待ちしております。

ぜひお気軽にお立ち寄りください。

2015.10.31

住まいと花、そして記念樹

こんにちは。

鈴木工務店 整備班 お花の係です。

日中も肌寒い日が訪れ、秋を奏でる景色の色が少しずつ目に入るようになりました。

今年はあちらこちらで柿が枝からぶら下り、「そろそろ食べてください!」って待っている風景が見られます。

会社の国道沿いの花壇の花たちもだいぶ弱ってしまいましたので、元気のよい仲間の植え替えをしました。寒さの中でも頑張って、またしばらく目を休ませる時間をつくってくれることでしょう。交差点側の植え方を少しアレンジしましたので、通りすがった際に覗いてください。

 



 



 



 

 

この夏の終わりから、弊社で住まいを新築していただきましたお客様の庭先に

お引渡しの記念として、「住まいの誕生日記念樹」を試験的に始めさせていただいております。

住まいと「木」の関係を職業柄特に意識してしまいます。

弊社でご提供させていただく多くの住宅は木造が多く、それに使われているのは木材です。

一本の木が育つ姿と、ご家族の成長・変化による住まいの姿を共に歩んでいきたいとの想いを込めてこの活動を軌道に乗せていきたいなと考えています。今はその将来的な手入れも考えてどのようにお客様にお届けしたらよいか模索中です。100人が100人、「いいね」とはいかないのがその手入れです。

 



 

なるべく手づくり感を出したいので記念日プレートも自作でつくらせていただいております。

 



 

毎年、毎年笑顔でその記念樹の前で家族の写真を撮らせていただくことができれば最高ですね。住まいが完成した後も、一緒に住まいづくりのお手伝いができることが目標です。     この一枚の写真から、・・・・・・・・・

 



 
2015.10.29

アシヤアーキテクツ 故 芦屋真人氏の遺作となってしまいました、住宅をお引渡しさせていただきました。

こんにちは、営業部法人チームの室伏です。

昨日、アシヤアーキテクツ 故 芦屋真人氏の遺作となってしまった、沼津市岡宮の住宅をお引渡しさせていただきました。

奥様の康子さんの頑張りで何とかこの日を迎えることが出来ました。

天国で見守る芦屋さん出来栄えはいかがですか?

芦屋さんらしい住宅に仕上がったと思います。

 

















 

ごく一部ですがこんな風に完成しました。

芦屋イズムを受けついた奥様の康子さんとその仲間の皆様が設計した素敵な建物がたくさん建ち並び、その建物で暮らす人、事業をされる方が幸せを感じられる空間となって行くといいな~っと思います。

私達も同じ建設に携わる人間として技術面で支えていければと思います。

ちなみに設計もしますが、まずはお客様の夢の建物を実現するにはどの様な方法で進めるのが一番かを考えたいと思います。

 

 
2015.10.28

最近の新聞記事から~『和魂洋才』と『合理的な矛盾』

あれもこれも担当の千葉です。

 

最近の日経新聞を読んでいて、懐かしく学生時代を思い出す記事が二つありました。

 

一つ目は、文化欄の特集シリーズ『リーダーの本棚』に掲載されていた静岡県立美術館の

芳賀徹館長へのインタビュー記事です。毎回、各種分野のリーダーに自らの座右の書、

お気に入りの本を紹介してもらう企画ものです。

 



 

芳賀館長が挙げられた座右の書・愛読書11冊のうち、4つが句集・歌集で、中でも

ふるさとの自然や少年時代を想起させる蕪村、斎藤茂吉がその先頭に挙げられて

います。館長は比較文学・比較文化がご専攻ですが、比較の基軸となる日本文学・

日本文化の根っこの一つなのかも知れませんね。

 



 

 

また、福沢諭吉の『福翁自伝』や杉田玄白の『蘭学事始』は、未知の文化・文明、

新しい時代に対する先人の好奇心と行動力が、自らを元気づけ鼓舞してくれると

仰っておられますし、更に、幕末・明治の名著からは江戸の気風と新時代を打ち

開く気概が伝わってくる、とも仰られています。その意味で、岩倉・大久保・木戸・

伊藤など政府中枢の指導者や官吏ら数十名が、未だ混乱治まらぬ明治4年から

2年近くにもわたり日本を留守にした岩倉使節団の公式随行記である久米邦武の

『特命全権大使 米欧回覧実記』を挙げられているのは、とても興味深い点です。

 

偶然にも、前回拙ブログにアップした読書録が泉三郎著『岩倉使節団という冒険』

でした。その中で著者は、黒船来襲以来明治期は、圧倒的な西欧文明(洋才)を

受け入れる一方で、日本人としてのアイデンティティ(和魂)をいかに保守するかを

模索した時代であったと書いていますが、まさに芳賀館長の見識の根本には、この

『和魂洋才』があるように思えました。

 



 

ところで偶然はもう一つありました。芳賀館長は私が大学の教養課程の頃に2年間

必修のフランス語の授業を教わった恩師でもあります。ですので私にとっては芳賀館長

は芳賀館長ではなく、ムッシュ・アガなのです。最初の講義で、先頭のHはアッシュ・

ミューエ(無音のH・発音しないH)なので、自分のことはムッシュ・ハガではなくムッシュ・

アガと呼ぶように仰られたのを今でも覚えています。

 

昨年、静岡県東部在住の大学同窓生の会でお呼びし、記念講演をして戴いた折にその

ことをお話しする機会がありました。当時のことを本当に良く覚えておられました。

なんと夏休みに八王子のセミナー・ハウスにフランス語合宿(!?!)に出掛けたことも。

『合宿の宴会で僕と相撲を取ったのは君か?』

『いえ、あれはH君です。私は、私が立ち上がるとどこからともなく落ちこぼれコールが

湧き上がりました。』

『で、きみは落ちこぼれだったの?』

『落ちこぼれコールを聞いた先生が出席簿(閻魔帳?)を見て、君はSか?とお聞きに

なられ、憤慨したS君が立ち上がって先生に猛烈に抗議しました。私はビリでないと

判って安心してしまいました。』

 

 

さてもう一つの記事は、同じく日経新聞のスポーツ面からです。

 



 

サッカー日本代表の本田選手。フィジカル面のタフさと並んでメンタル面のタフさが

重要で、矛盾や不条理に直面しても挫けず耐え忍ぶ精神力が必要だと言っています。

本田選手が今年創設した高校生チームのカリキュラムに、『合理的な矛盾』を入れて

いきたい、『矛盾トレーニング』みたいなのを入れられればいい、と言っています。

 

旧制中学当時の番カラな校風をかろうじてまだまだ残していた高校生の頃のことを思い

出しました(私は3年間、電車とバスを乗り継ぎカランコロンと下駄履き通学をしましたが、

一方でオートバイ通学も許されてるような、自由な校風でもありました)。矛盾だらけの

先輩たちに抗議をしても『黙ってやれ』と押し通されてばかりの下級生の頃、自分たちが

上級生になったら矛盾を無くして行こうと思っていたのに、いざ上級生になった時には、

できる限りこの矛盾を残してやりたいと変わっていました。今の時代は意識してこうした

矛盾を残すことは難しい教育環境なのでしょうね。

 

 

最近の新聞記事から懐かしい学生時代を思い出すことができました。