2016.08.27

上棟しました

花崎です

裾野市のT様邸 上棟しました。

2016.08.23

シリーズ・徒然読書録~『蛇の道行』と『伯爵夫人』

あれもこれも担当の千葉です。

 

夏の甲子園が終わり、三嶋大社の夏祭りが終わり、今年はリオデジャネイロ・オリン

ピックまで終わって、いよいよ夏の終わりが近づいているようです。珍しいコースの

台風が3つも重なって、野分が吹き荒れました。今日は処暑。暦の上ではとうに秋なの

ですが、実感としてはようやく終わり行く夏に秋の気配が少しずつ紛れ込んで行く季節

でしょうか。いずれにしても季節の変わり目です、どうぞご自愛下さい。

 

 

読書は好きで、常時本を持ち歩く癖が付いてしまいましたが、読み方は極めて大雑把、

何かしらからだのどこかに蓄積されていれば良いという思いで、雑然と読み流します。

その意味で、読者の皆様には退屈でご迷惑かとも恐縮しつつ、ブログに読書録なる

ものを記してみるのは自分にとって有益かも知れないと思い、始めて見ました。皆様

のご寛恕を請うところです。

 

徒然なるままに読み散らす本の中から気に入ったもの、今回は加藤元著『蛇の道行

(じゃのみちゆき)』(講談社刊)と蓮實重彦著『伯爵夫人』(新潮社刊)の2冊です。

 

 

まずは加藤元著の『蛇の道行』。

 



『いまが旬の作家だ』、『全国でカトゲン旋風、吹き荒れています』といった帯の売り文句

に誘われて借りてみました。表紙のデザインで手に取ってしまう『ジャケ買い』ならぬ、

『帯買い』です。



ソ連兵や中国人による殺戮、略奪、強姦。終戦後、必死に生き残り、銃声と女性の悲鳴

飛び交う満州からやっとのことで引き上げてきた女と子供。帰り着いた祖国も、住むとこ

ろにも食べるものにも難儀するヤミ市全盛の時代。絡み合う、きわ、トモ代、立平、章一の

生い立ち、人生。『罪を恨んで、汚れないで生きていける人間は、それだけで運がいい』、

そんな時代を生き延びて来たのは果たして、きわなのかトモ代なのか。最後に訪れる

どんでん返し。

 

伏線が錯綜し、疑惑が疑惑を生むスリリングな構成と文章が読者をぐいぐい惹き込むのは、

著者の力量の賜物であるのは確かでしょうが、遵法を貫けば餓死してしまうような戦後の

混沌とした社会のもつ粗暴な力の賜物でもあるように思えます。

 

衣食足りて礼節を知る、と言われるように、衣食住に困らぬ時代になって生まれ育った世代

の良識や正義感が通用しないようなプリミティブな社会が、ついこの間までこの日本中、至る

所にあったことを、忘れぬよう戒められているような気がしました。

 

以下、気に留めた文章を列記します。

 

『人は、顔では嘘をつく。背中から見ると、本当の姿がわかる』

 

『悪いひとは、みなを汚すよ、悪いひとからなにかを守るためには、自分も汚れなければ

ならないからな』

 

『他人の本気の怒り・・・死の匂いのする暴力』

 

『誰でも心の中に虎を飼っている。お母さんの場合は、欲望という虎だ。決して檻から

出してはいけない。・・・檻を出た虎が最初に食い殺すのは、飼い主だ。』

 

『あのころに苦労をしなかった人間は、いなかった。・・・国家は国民を棄てる。軍隊は

国民を守らない。そして国家として敵対した国民同士が奪い合い殺し合う。誰を恨めば

いいのか、私にはいまだにわからない。』

 

『蛇の交尾は、お互いが全身でからみあうんだそうだ。ずっと、、はなれないんだとさ。

だから、それだ。おれとあの女の関係は。』

 

『・・・恥知らず。

ふん、恥知らずで、なにが悪いのよ。人生って、戦いなんだからね。泣かされた方が負け

だし、盗まれた方が負けなんだ。ぬかるみに突き倒されたら、立ち上がればいいだけじゃ

ないの。

・・・恥知らず。

泥の中から、少しでも多くのものを掴みとって、歩きはじめた人間の勝ちよ。あたしが悪い

んじゃない。あんたが弱かっただけ。弱い人間が、力のある人間の踏み台になるのは

当然のことだわ。』

 

『罪を憎んで、汚れないで生きていける人間は、それだけで運がいい。』

 

 

次は蓮實重彦著『伯爵夫人』。



元東京大学総長でもある仏文学者の著者が、80歳で三島由紀夫を受賞した小説です。

80歳という高齢者であり、元東大総長であり、しかもポルノ小説張りの内容というのが

センセーショナルな話題となっただけでなく、『日本の文化にとって非常に嘆かわしい。

もっと若い方を選ぶべきです。選考委員が暴挙に出たわけで、迷惑だと思っています』と、

受賞者本人が選考委員を強烈に批判をしたということでも更に話題になり、読んでみる

ことにしました。



太平洋戦争突入間際の頃、若き主人公二朗の家に同居することになった伯爵夫人は、

上海のフランス租界あたりの高級娼婦だったとも、戦争スパイだったとも噂される妖艶

で不思議な女性。開戦前夜のスパイとしての伯爵夫人と今目の前で二朗を誘惑する

伯爵夫人、あたかも夢と現実のように二つの局面がエロチックに交差し行き交う構成は、

読者を惹き込むスリリングさを醸し出しています。

 



文体としては、主語が省かれ、その隠れた主語も一つの文中で変わって行ったり、会話

文と地文がない交ぜに書かれるなど、私の好きな蜻蛉日記を思わせるような王朝女流

文学の文体の印象なのは良いのですが、内容的にはフランスの詩人アポリネールが書

いたエロ小説を思わせるような仕立・展開で、とても褒められたものではありません。

だからこそ、このお遊び半分の実験小説になど賞を呉れてはならぬ、というのも著者が

選考委員を批判した理由の一つなのかも知れません。
2016.08.22

トールペイント教室を開催しました。

山本です。

 

8月21日に本社1階『わくわくプラザ』にて、トールペイント教室を開催しました。

 

今回は木製コースターと、グラスにペイントをしました。

お子様の夏休みも終盤にさしかかるなか、夏の思い出づくりとして、

多くのご家族にご参加いただきました。



お子様達は、カラフルな絵の具を前に、いい笑顔で色選びをしながら

時間を忘れるほど作業に夢中になっていました。

 

 

大人(お母さん)達は、先生の見本を参考にペイントを進めていたのですが、

それに対し、お子様達は発想力が豊かで、

先生のお手本にない

「虹を描いてみたい」、「クローバーを描いてみたい」とか

オリジナルなデザインを、先生と一緒に考えながら描いていました。



今後も、楽しんでいただける様なイベントを開催していきますので、

みなさまのご参加をお待ちしております。
2016.08.10

木造用リング摩擦ダンパー(制振システム)研修会

住宅・リフォームの三須です。

 

先日、「リングッド 木造用リング摩擦ダンパー」の研修会に参加してきました。

地震エネルギーを効率よく吸収できる制振システム(制振壁)のことで、

特徴としましては、

1.繰り返しの余震にも対応。

2.ダンパーにより、柱梁接合箇所への損傷度が低下。

3.耐久性、性能維持機能が優れており、メンテナンスフリー。

です。一般の木造2階建てでは、1階のX方向に2ヵ所、Y方向に2ヵ所、

2階のX方向に1ヵ所、Y方向にに1ヵ所、計6ヵ所必要と思われます。



また、このダンパーを壁の中に隠さず、塗装し、アクセントとして露出させ、

骨組みと共に、開放的な空間の魅力を引き出すことも可能のようです。

繰り返しの余震にも対応できる、制振システムを、今後は検討していきたいと思います。
2016.08.09

我が家の芸達者たち

あれもこれも担当の千葉です。



リオデジャネイロ・オリンピックが開幕して連日熱戦が繰り広げられています。日本勢も

好調な滑り出し。これまでのところ柔道は金メダルを含め出場した全選手がメダルを

獲得、水泳でも表彰台に同時に2本の日の丸が上がるスタートが切られました。内村

航平君念願の男子体操団体も金メダルを獲得し、日本中を感動させてくれました。熱戦

はまだ始まったばかり、どの選手も、怪我せず万全の体調で、これまでの努力・苦労の

成果を発揮できますように。



さて、今回は我が家の2匹の娘達の登場です。

 

トラ子。生後1ヶ月にもならない頃に我が家に迷い込んで来て以来かれこれ10年。

まだ片方の手のひらに乗せられる程小さく、粉ミルクを溶いて指で舐めさせる頃から

人間に馴染んだためか、甘えん坊で、どうも自分が人間と同じだと思っているのでは

ないかと思わせるふしがよくあります。ふつう本能で酸っぱいものなどは食べないはず

なのですが、人間が食べているものは、与えれば躊躇せず食べてしまいます。もう野良

としては生きていけませんね。夜に寝る時は必ず妻の布団に潜り込みます。



カスタードクリームを舐めています。見て下さい、美味しいもの、好物を食べる時は必

ず恍惚と目を瞑ってしまうんです。

 

 

もう一匹のミイ子は、トラ子に遅れること2~3ヶ月して、トラ子が気になって家に上が

り込んでしまいました。トラ子とほぼ同じ年齢と思われます。頭の良い子で、鳴き声

1つで人間を使う術を良く心得ていますし、やや冷やかな目で超然と全てを悟った顔を

よくしています。それでも養われている義理からか、最も嫌なはずなのに、抱かれて

仰向けにされお腹を撫でられても我慢強く耐えています。



義父の描いた絵を鑑賞することも出来ますし(決して他の家族と違って辛口の

批評を口にすることはありません、、、)、



隣の絵と見比べることもできます。

 

テレビで内村航平選手の名演技を見れば、



えいっ、と自分も軽々とやってのけてしまいます。



随分と長く人間と暮らしているのでご覧のように警戒はもう解いてはいますが、



それでも、生まれてから我が家に来るまでのたった2~3ヶ月の間の経験からか、

ミイ子の方はまだ少し野生を残しているようです。トラ子のように人間の食べるものは

何でも食べることはせず、フンっ、と見向きもしない矜持を持ち合わせています。
2016.08.08

ミシェル・ロマーノ様 OPEN!!

法人営業部の杉本です。

 

 

先日、店内改装のお手伝いをさせていただきましたお客様のお店

『パスタ&世界の洋食 Michelle Romano ミシェル・ロマーノ』様の

プレ・オープンにご招待いただきました。

 

 

そして、いよいよ8月9日(火)にグランド・オープンとなります!!

場所は、【 三島市本町7-30 via701 2F 】です。

 



シェフは老舗ホテルの厨房も経験され、パスタやカレー他

様々な、こだわりの洋食を味わうことができます。

 

お近くにお立ち寄りの際は、是非、訪れてみて下さい。

2016.08.06

夏の最後の日。夏の果て、秋隣り

あれもこれも担当の千葉です。

 

今日8月6日は広島の日。犠牲となられた方々のご冥福をお祈りし、今も苦しまれて

いる方々にお見舞い申し上げるとともに、平和であることのありがたさを噛みしめたいと

思います。

 

明日は立秋。カンカン照りの下、球児達の汗が飛び散る甲子園も明日が開会式で、夏の

暑さはこれからが本番、というのが実感ですが、暦の上では明日から秋。ということは

今日は夏の最後の日。季語には、『夏の果て』とか『秋隣(あきとなり)』があり、まさに

晩夏を現わしています。

 



梅雨明けの頃から毎日のように鈴生りとなった家庭菜園のミニトマトの収穫も、そろそろ

終わりに近づいて来ました。トマトも夏、それも晩夏の季語となっています。

 

降り足りし雨に育ちぬ花トマト (杉田久女)

 

うちの庭のトマトを甘いと言ってくれる方がいます。野菜・果物は収穫が近くなった時期に

あまり水を遣らないほうが甘さが増す、と聞いたことがありますが、まさに怪我の功名かも

知れません。



やはり梅雨明けを知らせるかのようなタイミングで咲き始める芙蓉の花。こちらは初秋の

季語となっています。9月中頃まで花が続くので、秋というのもなんとか頷けます。

 

枝ぶりの日ごとにかはる芙蓉かな (芭蕉)

 

芙蓉は毎日毎日、朝に咲き夕には萎んで散ります。その日ごとに咲く花の数も場所も変わ

る、そんな光景をとらえたのかも知れませんね。

 

 

そして夏の最後の日と秋の初めの日を繋いで、当社の住まいの完成見学会が開催されて

います。8月6日(土)、7日(日)の2日間です。



木造3階建ての2世帯住宅。耐震等級3(最上級)の長期優良住宅です。ご両親が

お建てになった思い出一杯のお宅を建て替えました。慣れ親しんだ大黒柱や欄間を

新居にも活かし採りして、大切な思いを受け継ぎました。

 
2016.08.04

シリーズ・徒然読書録~朝比奈あすか著『少女は花の肌をむく』

あれもこれも担当の千葉です。

 

読書は好きで、常時本を持ち歩く癖が付いてしまいましたが、読み方は極めて大雑把、

何かしらからだのどこかに蓄積されていれば良いという思いで、雑然と読み流します。

その意味で、読者の皆様には退屈でご迷惑かとも恐縮しつつ、ブログに読書録なる

ものを記してみるのは自分にとって有益かも知れないと思い、始めてみました。皆様

のご寛恕を請うところです。

 

徒然なるままに読み散らす本の中から今回ご紹介するのは、朝比奈あすか著『少女は

花の肌をむく』(中央公論新社刊)。これも図書館の新刊案内の棚にあって、表紙の絵に

惹かれて手に取ったものです。音楽(LP)で言えばジャケ買いですね。それと、以前にも

この著者の就活をテーマにした小説『あの子が欲しい』の読後録を書きました。余り印象

が良くなかったのですが、そこは群像新人賞受賞者だけに、ちょっと期待するものは

ありました。



小学生の頃、集団の中での位置が自分の価値を決めるように思えて他人の目が

気になって仕方なく、人気者に嫌われないようにとばかり思っていた子、人の目な

ど気にならなず、それが人気者の気に障ってしまった変わり者の子。二十歳になっ

てようやくお互いに気の置けない関係を築けるようになった同級生の物語。

 

小学校5年生(十歳)の同級生たちが二十歳で再び出会うという、前後編の仕立て。

本の帯のコピーは、『女子のグループ意識、美醜の差、異性の視線・・・思春期の少女

たちは、獣道をかきわけ強くなる』。そりゃあ、男性が理想化するような乙女チックな成長

過程ばかりではなく、ドロドロした部分は男の世界と同じようにあるとは思いますが、

『獣道』ですか。いかばかりか凄まじい世界かと思いましたが、やはりとても上品な作品

で、その意味では肩すかしでした(二作続けての)。でもきっと、そうそう、こんなこと

あったあった、わかるわかる!と共感を持つ人も多いのかも知れません。

 

読んでいて心にとまった文章を一、二記して終わりにします。

 

『売るとされるのはたいてい女で、その構図に甘んじているのも女で、理由をつけたがるのも

女だ。』

 

『気持ちのあり方だけで、世界は全然違うものに見えてくるのかもしれない。けれど、もう、

気持ちのあり方もものの見方も、きっともう変えることなんかできない。』
2016.08.03

人気アイテムの一例です

住まいづくり担当の情野です

 

 

三島市東本町の完成見学会は、猛暑の中大勢の方にご来場いただきました。

 

本当にありがとうございました。

 

さて、今回のご紹介したいのは、

(素材や性能についてはチョットおいておきまして)

 

東本町の住まいでも採用しました人気のアイテム?をご紹介したいと思います。



言わずと知れた玄関横の土間収納 (シューズクロークとも言うのでしょうか?)

 

収納するものは靴ばかりではなく、ベビーカーだったりゴルフバックだったりと

 

外物置ではチョット・・と思うモノを入れるのにとても便利です。



手水鉢(チョウズバチ)と言います。

 

居酒屋さんみたーい! とよく言われますが、

 

旅館建築を手掛ける当社ではお手のモノです。



洗面脱衣室付近の収納棚です。 一見普通のようですが、欲しいですよね~



室内の物干しです。(後からでもつけられます)

 

室内物干し場も人気です。 そうなると 棚 欲しいです。

 

我が家では「ジャラジャラ」と呼んでいますが、

 

そうです。洗濯バサミがいっぱいついているアレ!

 

あとハンガーなどなど。。皆様、どこに収納していますか?

 

 

今回は収納関係や水回りこだわって、ほんの少しですがご紹介してみました。

 
2016.07.31

住宅雑誌の取材 三島市東本町にて

住まいづくり担当の情野です。

 

 

今日は三島市東本町のお住まいにて雑誌の取材に立ち会ってきました。

 

7月上旬に見学会を開催させていただいたお宅です。



お引越ししてから1週間たちますが、何とエアコンは今日初めて付けたとの事です!

 

我慢強いご夫婦なのでしょうが、、

 

上質な木の家の断熱性能と風通し性能?をご満足頂いているご様子でした。

 

今日の取材は フリーペーパー『イエタテ』の秋号に掲載予定です。

 

9/1ごろ 色々なお店に置かれると思います。

 

見かけたら「タダ」ですので取って見てくださいね。